2011年5月25日水曜日

ガイガーカウンタで計ってみた

RADEX RD1503で都内を計測してみました。

中野区の自宅近辺は0.08〜0.16μSv/h
自宅の中も変わりませんでした。
原宿はやや高めでした。0.12〜0.18μSv/hぐらい。
浜松町近辺は0.09〜0.16μSv/hでした。

九州(福岡)の部屋でも0.09〜0.14μSv/hぐらいだったので、あまり変わらないなという印象です。福岡の屋外では0.07〜0.09μSv/hぐらいでした。建材とかから出ているのかも。

ただ、もともとの自然放射線量は福岡の方が東京よりも2倍近く高いはずなので、やはり現在の東京には余分な放射線がありそうな感じです。

ただし都内各地でアスファルト、排水溝などにも近づけてみましたが、1mの高さで測った数値とそれほど変わりませんでした。これは意外でしたが、雨などでかなり流されているのでしょうか。

港区・芝公園近辺の路上を歩いているとピーピーと音が鳴りました。ポケットから取り出してみると、0.2μSv/hでした。0.3μSv/hでアラームが鳴る設定にしているので、瞬間的に0.3μSv/hを超えたのだと思います。土や緑が多いところほど高いのかもしれません。

 
芝公園の近くの路上

芝公園内から見た東京タワー。
地震の影響で先端が曲がってました。

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ガイガーカウンタを使う上での注意。

ガイガーカウンタというのはガイガーミューラー管(GM管)に当たる放射線の数をカウントして、それをシーベルトに概算しているだけなので、正確な数値は出ないそうです。より正確に測るには、シンチレーション式のサーベイメーターが必要となります。

YouTubeとかにある比較動画を見ると、ガイガーカウンタはシンチレーション式よりも比較的高めに出ています。シンチレーション式で0.07~0.09のところ、ガイガーでは0.1とか0.12とか出ていました。私のRADEXの機種もやや高めに出るという話です。

また、ガイガーカウンタの信頼性はGM管の大きさに比例します。中国製のものなどは小さなGM管を用いていて、数値が不安定なものもあるようです。RADEX社ではロシア製のGM管を使用しているらしいです。

つまりガイガーはおおまかな目安としかならないということです。もちろん食品などに含まれる放射性物質などはまったく測れません。いろんなところで計測して相対的に数字を見て判断するための道具といえます。

あと、ガイガーカウンタを地面に直接置いたりしている人も多いですが、放射性物質が表面に付着したり内部に入り込んだら、目安にならなくなります。また、内部に高電圧回路があるので防水にも気をつける必要があります。なのでビニール袋やジップロックに入れて使用することが推奨されています。γ線はビニールも透過するので、計測に問題ありません。

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RADEXには私の持っているRD1503と、上位機種のRD1706があります。見た目は同じですが、1706の方はGM管を2本搭載しており、より安定して計測できるとのことです。また、ECOTEST社のガイガーカウンタもRADEXと同じロシア製のGM管を使用しているようです。ハンディタイプのガイガーカウンタは、ヨーロッパを中心にこの2社が定番となっているようです。

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