2011年9月16日金曜日

除染は無理でしょ常識的に考えて


フーヒョーフーヒョーの次はジョセンジョセンとうるさい世の中ですが、はっきり言って除染なんてムリだと思います。

ヒマワリはダメ、土壌を掬えばOKとか言ってますけど、どれだけの範囲が汚染されたか分かってないんでしょうかね。おおかた、アタマの切れる官僚どもが、新たな公共事業のネタを作り出そうとしているのでしょう。除染利権の誕生です。

ほとんどアスファルトでできた都市部なら高圧洗浄機も多少の効果はあると思います。でも、山、川、田畑ばかりの日本の里山に水をかけたって意味ないし、土をぜんぶひっぺがすなんて不可能に決まってるじゃないですか。どれだけ税金の無駄使いをするつもりなのか。

こうした除染の動きに関しては、武田教授、児玉教授にも幾分かの責任があると思います。彼らは除染を急ぐよう説いてきた。確かに、すぐに除染場所を決定して、徹底して取りかかれば、ちょっとは違っていたかもしれません。でも、もう遅いですよ。

例え保育園や学校や通学路をキレイにできたとしても、ちょっとでも道を外れたら内部被曝してしまうような場所に人間が住むのは不可能でしょう。

今、汚染された土地に住む人たちに引け目を感じて「除染は無理だ」と言えない空気が流れてるような気がします。でも、このまま行けば、誰も救われない。ただ官僚たちがぶくぶくと太るだけなのです。空気とか世間ばかりを気にするのはやめましょうよ。

徒労になるであろう除染利権のために、国民から搾り取った血税が使われるのは許せません。

コストの面で考えても、除染にカネをかけるより、住人を移住させる方が、はるかに安くつきます。土地への愛着があるのは分かりますが、汚染された土地は諦めるしかないんです。

まあ1万ベクレル譲って、除染するにしても、キレイになるまではその場所の人を移動させるのが当然でしょ? その方が徹底して除染できるし。なによりそこに住めないから除染するんじゃないの?

何度も言ってますが、私は空間線量が0.6μSv/h以上の土地に住む人は、移動するべきだと考えています。その土地は、放射線管理区域に当たるからです。私個人としては、0.2μSv/h以上の場所に家族を住まわせたくありません。

ちなみに3.11以前の日本の空間線量(γ線)の平均は0.05μSv/h以下です。

よくテレビなどで、平均で2.4mSv/年(0.27μSv/h)という数字がよく出されていますが、これは世界平均で食物や呼吸からの内部被曝も含めた数字です。同様にすべてを含めた日本の平均は1.4mSv/年となります。以前の基準である被曝限度1mSv/年というのは、この1.4mSv/年以外に浴びる被曝量を表しています。

この国は、やることなすこと、すべてが間違った方向に進んでるよ。溜息。

2 件のコメント:

  1. 同感です、転載させていただきました

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  2. こんばんわ!
    転載ありがとうございます!
    キレイな写真とか絵とか素敵なブログですね。

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