2012年4月9日月曜日

上田札幌市長の言葉が通じる人と通じない人と

「(ガレキを)受け入れないと判断したことが後日歴史的に誤りだったと評価されても、市民の安全は守られ、私が批判されれば済みます。けれども、受け入れて間違いだったと分かるときには市民に被害が出ている。私にはそれは耐えがたいのです。」

*   *   *

これは、7日の北海道新聞のシリーズインタビューに掲載された上田文雄札幌市長の言葉です。私にとってはものすごく共感できる言葉なのですが、多くの日本人は、そもそも興味すらないようです。

原発爆発から1年以上経った今では、いろんなことを知りたい人はもう知っているし、知らない人はずっと知りたくない、という状態となっています。何を言っても、知りたくない人たちの脳みそには届かないでしょう。

放射能の影響を軽視したり、8000ベクレル/kgものバカ高い基準のガレキ拡散を容認したり、キノコや底魚など汚染が出ているものを、産地などを確認せずに乳幼児に食べさせたり、といった行動は、私は傷害行為だと思っています。それが無意識、無知のせいであっても、具体的な被害が出なくても。

ましてや、身近な人や、福島から遠く離れた土地の人に、放射能による健康被害が出たらどうするのか。いや、それでも、彼らは「知らなかった」で済ませるのだと思います。下手すると「本当は反対だった」ぐらいは言うでしょう。

「そんなやつおらんやろ〜」と思いますか?
いや、そんな人が多数派なんですよ?

あーもー、ブログアップが面倒臭い。

4 件のコメント:

  1. ブログアップお疲れ様ですmm

    日頃から政策に不満をあらわにしている人でも
    マスコミを通すと政府が引き上げた暫定基準値とかも何となく受け入れちゃったりするんですよね…
    日本には低線量被曝による健康被害の調査を打ち切られて
    結局ウヤムヤにされたチェルノブイリの様な道を辿ってほしくないのですが
    今の政策見てるとそれも難しいのかな、と思ったり。

    だから上田札幌市長の言葉、感動しました。
    テレビや新聞でも見た事がなかったので(私が見逃しただけかもですが)初めて知りましたが
    うちの市長も上田市長の様な方だったらどんなに嬉しいかと思います。

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    1. こんばんは。
      コメントありがとうございます!
      「なんとなく受け入れる人たち」が多数派ですからね。困りものです。で、この上田市長の言葉はあまり報道ベースには乗っていないと思います。本当の正論ですから。

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  2. 今日初めて知りました。

    上田札幌市長の政策に感動しました。
    徳島県知事同様、国政で活躍してもらいたい。

    私は関西ですが、官房機密費を喰らったマスコミは絶対報道しませんね。

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  3. こんばんわ。本当に、こうした首長がもっと評価されなくては、この先真っ暗ですよね。ネットに触れない人たちにとっては、大手マスコミが唯一の情報源ですから、なんとか、ネット世代ががんばるしかないですね。

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