2014年5月19日月曜日

原発運用が不可能な理由

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「原発は放射能の危険もあるし、いずれは再生可能エネルギーにシフトするべきだ。でも『原発を今すぐなくせ』と叫ぶのはヒステリックに過ぎる。30年程度かけて、ゆっくり段階的に脱原発するべきだろう」という意見があります。

そんな人は、同調圧力による正常性バイアスにかかっていると言わざるを得ません。おそらくは半可な知識から来る「理論値」でモノゴトを考えているのでしょう。

まあ理論値から考えても、ダメなものはダメ。放射性廃棄物の処理方法が確立されていないという事実ひとつとってみても、原発は不可です。

そもそも、そうした技術的観点よりも前に、私は人の心理的側面から見て、人間には原発を制御することはできない、と考えています。

社会で行われていることはすべて人間が関わります。原発が安全に運用できるのかどうかは、人間の心理や、社会の構造を見なくてはいけないのです。利権構造もそのうちのひとつです。地震・津波対策をおろそかにしたり、コアキャッチャーなどのフールプルーフを設けなかったのは、技術的な問題ではなく、人々の知性、欲望がもたらした結果なのです。

私は、原発の最も大きな問題点は、現代のグローバル社会が本来的に持つモラルハザードの構造にあると思っています。植物の遺伝子操作によって食料利権を独占しようとするモンサントしかり、戦争を食いぶちにする軍需産業しかり。そして、放射能の不可視性を利用して、子どもたちの命を電力に変える原発ムラもそのひとつです。

こうした巨大な利権構造が内包するモラルハザードを見れば、現在の人間に原発を運用する能力が無いことは明らかです。そして今回の福島原発災害はこのことを「証明」したのです。誰がこれに反論できますか?

これは、政府や東電、保安院、メディアなどだけが悪いのではなく、我々すべての人間が抱えている問題です。もしかしたら、いまだに原発を推進したり、放射能が危険でない、と言う御用学者たちは、ただ単に欲望に正直であるといえるのかもしれません。自分がよければそれで良い、という現代人の在り方を象徴しています。

だからこそ、ちょっとでも“まとも”な人間でありたいと思うなら、彼らのような犯罪者を許してはいけないのです。

自然と共に生きていたインディアンやアボリジニの思想を見れば、現代人がいかに利己的かが分かると思います。

画期的な放射性廃棄物の処理方法が確立され、放射能による健康被害をなくすような医療技術が生まれ、さらにすべての人間ひとりひとりが、人類全体を展望できるような視点を持つことができれば、もしかしたら原発を安全に運用できる日が来るのかもしれません。

でも、そこまでテクノロジーが発達したときには、おそらくもっと安全で効率の良いエネルギー政策が取られていることでしょう。

2014年5月11日日曜日

今まで無関心だった人に聞きたいこと。

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漫画の『美味しんぼ』が話題になっていますね。まあそれはさておき。

今まで、原発事故や放射能について無関心だった人に聞きたいこと。

原発の爆発事故が起きた直後、枝野官房長官が「ただちに健康に影響はない」と連呼していた頃、あなたは、放射能の問題が3年後、5年後、10年後も大問題として残る、と思っていましたか?

そんな問題はすぐになくなるだろう、と思っていたのではないですか?

もしそうなら、今の状況を冷静に見て、そのときの自分の判断が間違っていた、とは思いませんか?

原発は今も放射能をたれながし、汚染水はどんどん増えていき、健康被害も徐々に明らかになりつつあります。原発・放射能の問題は、まず間違い無く、今後数十年以上、残るはずです。

しかも、世界的に見ても、新興国では爆発的に原発が作られようとしています。

あなたが考えていたよりも原発、放射能の問題ははるかに深刻で重篤なものだと思いませんか?

人は自分の記憶や判断を、勝手に改変して生きています。だから、こんな問いかけは無駄なのかもしれません。でも、自分の間違いを認めるのが遅くなるほど、問題は取り返しのつかないほど大きくなってしまう、のです。

2014年5月1日木曜日

アインシュタインの言葉

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第三次世界大戦はどう戦われるでしょうか。わたしにはわかりません。しかし第4次世界大戦ならわかります。石と棒を使って戦われることでしょう。

アルベルト・アインシュタイン

2014年3月25日火曜日

100年かかる廃炉作業は可能なのか

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日本原子力技術協会・石川迪夫最高顧問
(廃炉には)100年 それ以上 かかるかもしれません

*  *  *

マッドサイエンティストという言葉がぴったりな石川氏の発言。原発爆発の直後に、にやにやと薄笑いを浮かべながら、テレビで解説していた様子はいまでもありありと思い浮かぶ。

いまから100年以上かかる廃炉作業、その作業をするのは誰なのか。作業員はずっと確保できるのだろうか。普通に考えれば足りなくなるだろう。徴兵制度で強制的に作業させられる人が出てくるのかもしれない。

そして、福島以外の全国に残る50基の原発を廃炉するなんてことは可能なのだろうか。

現在を生きる大人は全員、自分たちの子孫にとんでもない負の遺産を残していることを自覚するべきだ。周りを見回しても、まったく自覚できていない大人ばかり。

2014年3月20日木曜日

自分たちだけヨウ素剤を飲みながら「安全だ」と言った医師たち

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福島の医師団が、自分たちだけ甲状腺がんの防止剤(ヨウ素剤)を服用し、福島の子供たちには「被曝しても安全」と言っていたことがわかり、大きな衝撃を与えている。

医師と言うのは、一般人や子供の健康を守ることが役目だから、自分が危険と思って薬を服用して、その薬が胃の中にあるのに、口では「安全だ」というのはまったく医師ではない。


先回の記事で求めたように、福島医師団で、ヨウ素剤を服用した人、医師が服用したのに黙っていた医師は即刻、医師免許を返納しなければならない。

武田邦彦(中部大学)

経緯はこちらにあります。

*  *  *

被災地の人たちは、こんな話を聞いても腹が立たないのでしょうか?

*  *  *

このまえ、NHKで「福島をずっと見ているテレビ」というのをやっていたので初めて見ました。

どうも、広告関係のクリエイターが中心になって作られているみたいですが、放射能をばらまいた責任の所在など、まったく問うこともなく、ただただお涙ちょうだいのおはなしばかりを並べ立てるばかり。政府だか電通だかが、カネをばらまいて作っているような内容です。

こんなくだらない番組に洗脳されていて、いいのですか?

*  *  *

あと、ちょっと古いみたいですが、週刊モーニングに掲載された「いちえふ」という漫画も、無料分だけ読みました。ここで読めます。

現状が詳しく説明されているので、資料的な価値はありますが、その内容は「放射能は危険ではない」「福島第一原発で働く作業員はやりがいを持ってやっている」というメッセージに感じられました。

東電を「電力さん」と呼び、待遇に対する不満は漏らさず「やりがい」を感じさせるような描写。そして、厳重な防護服の説明が続くにもかかわらず、放射能にはまったく危険性がないかのような描写。目の前で作業員が心筋梗塞で亡くなったのに「もちろん被曝との関連はない。だったら俺たちは皆死んでいる」というセリフ。なぜそんな決めつけができるのか。

まあ、好意的に見ると「そう思わないとやってられない」という現場の声なのかも知れません。大きな出版社の有名誌が大々的に取り上げているところを見ると、やはりプロパガンダの意味合いが大きいように思えます。

青年漫画誌を読む層に向けたプロパガンダ。それは「作業員の確保」にあるのではないでしょうか。

2014年2月26日水曜日

急下降する日本の人口推移

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この表は日本の総人口の推移(赤いふきだしは注釈)です。

一目で分かる通り、東日本大震災から急激に人口が減っています。

これの意味するところはなんなのか。震災以前の推移と比べると、単なる少子高齢化とは思えません。

福島県の調査では、確定と疑いを合わせて75人の小児甲状腺ガンが確認されたとのことです。この病気は、震災前は100万人に1人が発症すると言われていました。しかも、この「確定」とは手術済み、「疑い」とは手術前、という意味らしいです。

数年単位の変化は、人々は気付きにくいのかも知れませんが、これからも客観的な数字を追っていく必要があると思います。
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