2011年7月29日金曜日

他人が死んでも、なんとも思わない

武田先生のブログより。

次の原発事故までに「気象庁」を廃止すれば被曝は減る
http://takedanet.com/2011/07/post_01be.html

(一部引用)

政府は直ちに気象庁に風向き予想を求め、それをNHKが発表し、それを東大教授が解説しなければならない。

ところが、気象庁は福島原発付近の風向きを出さなかった。

奇妙なことにNHKは事故から2週間ぐらいたって、「地震で風向風速計が壊れていたが、昨日から使えるようになった」として風向きの報道を始めたが、実は気象庁は風向きの予想をIAEA(国際原子力機関)には報告をしていたのだ!!!

原発の事故でもっとも大切なのは風向きだから、IAEAは原発の事故が起こったら、その国の気象庁に直ちに報告を求める。だから、気象庁は風向きが大切であることをよく知っている。

それなのに、気象庁は日本国民を見殺しにして、IAEAに英語で報告し、一週間たって官邸から指示されると、「私たちは日本国民に報告する義務はないが、官邸から指示されたので、しかたなく公表する」という注釈までつけて英語のまま発表した。

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武田先生は気象庁に怒っているようですが、その気象庁にストップをかけたのは一体誰か。官房長官か、国土交通大臣か。

とまあ、いろいろ考えますが、ちょっと諦念的に眺めてみると、

要するに、日本国民全員が、他人の命なんて、なんとも思ってないのでは?

国は国民の鏡です。国民の暗黙の了解が、国の動きに顕れてるだけなのかな、と思ってしまいます。いやもちろん、私も含めてです。日本に生まれて日本に育ったら、人の命なんてどーでもいいと思ってしまうのかもね。文化・風土的に。

そんな国で子どもを育てたくない。

開き直って「人間はみんなそうだ」とか言わないで。ドイツやフランスの人たちは日本にしつこいほどアドバイス、メッセージをくれています。少なくとも彼らは、人間の命をゴミのようには思っていない。

私だけは違う、という人。黙ってたら一緒ですよ。

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