2011年6月26日日曜日

日本全国の食べ物が失われる前に、暫定基準の撤廃を

以下は、独自の放射能検査を行っている「グリーンコープ」の発表です。

~放射能検査のお知らせ~
国産牛(「国産牛赤身切り落とし(小分けロール)200g」)で放射性物質セシウムがグリーンコープが独自に設けている「アクション(当該商品の供給の是非を理事会で検討を開始する)レベル」である「10ベクレル」を超える11ベクレルが検出されました。
http://www.greencoop.or.jp/news/gnn/201106/20110620-1/

(引用一部)
グリーンコープは、10ベクレル/kgを超えた際に当該商品の供給の是非を判断するとしています。と同時に、今回は、「東京電力の原子力発電所事故がこれ以上、日本の大気と水と大地を汚染しない限り」という考え方を追加しています。何故なら、原発事故がこれ以上、日本の大気と水と大地、とりわけ西日本・九州の大気と水と大地を放射性物質で汚染することになれば、自主基準の「10ベクレル」は意味を失い、守れなくなると考えたからです。

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独自の基準を設けている食品会社も出てきましたが、このグリーンコープはとても良心的なところで、厳しめの基準を設け、さらに検査数値も発表してくれています。ただし、残念ながら西日本でしか購入できないようです。

そのグリーンコープは「これ以上の汚染が続けば、この取り組みも難しくなる」と発表しています。福島原発由来の放射能は、確実に西日本にも広がりを見せています。
暫定基準値が撤廃されなければ、日本産の食べ物は全滅してしまいます。

今すぐに政府が行うべきは以下です。

・暫定基準値を撤廃。以前の基準に戻す。
・全数検査はムリにしても、食品の検査数を増やして精度を高める。
・農業、漁業、酪農などの第一次産業者への補償を徹底する。
・地域に関係なく、少しでも危険性のあるものは破棄する。
・産地偽装、検査偽装に対する厳罰化。

これを徹底すれば、日本全国、どこのスーパーでも安心して買い物ができます。
3.11以前の日本では、安心して食品が買えました。あの頃を思い出しましょう。

食の安全は、最低ラインの国民の権利です。
これを守れない政府は、確実に憲法違反を犯しています。犯罪国家です。
日本全国の食べ物が失われる前に、暫定基準の撤廃を求めましょう。

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