2011年8月6日土曜日

脱原発、放射能被害について、これから声を上げはじめる有名人について

鈴木杏がツイッターで「脱原発」訴える
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0805/nsp_110805_0839419367.html

女優鈴木杏(24)が5日、自身のツイッターで「脱原発」を訴えた。同日未明から、「私は東京生まれで東京育ちなので。。知らないことが多すぎました。だからこそちゃんと知っていきます」「頑張ろう! 何年、何十年かかるかわからないけど、脱原発! 声を上げていこう!」などととつづっている。

さらに先に脱原発を訴え、所属事務所を退社した俳優山本太郎のことに触れたと思われる記述もあった。「彼はクビじゃないんです。自分から迷惑かけるからって自ら辞められたんです。私は辞めないし、事務所もクビにはしないと思います」。反響は大きく、鈴木のツイッターにはフォロワーが急速に増えている。

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この鈴木杏さんという人は知らなかったのですが、山本太郎さんと同じ事務所であるようです。ちょっと遅いですが、有名人のなかから声を上げる人が増えるのは良いことです。

これから、世間の風向きが脱原発に向くに従って、タレントやら知識人やら文化人やらの有名人が「脱原発」を訴え始めることでしょう。そして放射能の危険性も叫びはじめるかもしれません。

私も今回の事故が起こるまでは、原発の危険性についてまったく考えてこなかった。それを思うと、何十年もの間、原発反対を訴えてきた小出助教や石橋克彦教授、後藤政志さん菊地洋一さんなどには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。まんまと原子力ムラの思うままになっていた。

でも、放射能が危険だってことは知っていました。それぐらい、小学生でも知ってることでしょう? 事故が起こって、あの爆発を見て、チェルノブイリの前例もあって、まだその恐ろしさに気づかなかったのなら、単なる能無し以外の何物でもない。さらに危険性を知っていて黙っていたのなら、なおさらタチが悪い。

知名度のある人がこうした運動に加われば、影響は大きいし、良いことではあります。大衆への影響はおそらく政治家よりも大きいでしょう。影響が大きい故に、スタンスを見極めるのに時間がかかるのは分かります。

でも、それが世の中の流れをうかがって、周りの意見に同調してのことであれば、その人は「しょぼい」と言わざるを得ない。

意見も持たずにただ周りをうかがって、何がタレント(才能)か。世間に迎合することのみに注力しているような人間なんぞ見る価値、聞く価値がありません。

もちろんメディアの腐敗が、一番の原因であることは分かっています。芸能人がそんなことを言ったら、仕事を失うかもしれない。確かに、リスクはあります。でも本当にタレントの持ち主なら、いくらでも仕事は作れるはずです。

詳細は省きますが、私は原発災害直後、東京を離れたとき仕事を一切失う覚悟で行動しました。15日から数日は一旦仕事を止めるべきだと、クライアントに進言もしました。こうしたリスクは芸能人だろうが一般人だろうが変わりません。

組織に頼るのではなく個人がまず動かないと、この国は変わらないのです。みんなの好きな坂本龍馬は一人でも行動したじゃないですか。龍馬に憧れるなら、その保身主義を捨てなさい。

まあ、こんな弱小ブログで責め立てても詮無いことですが、これから「脱原発」「放射能被害」を訴えようと思う有名人の方は、世間に振り回されずに、自分の意見として立ち上がって欲しいと思います。

今、アルコールが入っているのでキツい言い方になってるかもしれませんが、未だに声を上げない有名人の方々に腹が立ったので。

2 件のコメント:

  1. 私自身も事故以前は、全く原発に関心がありませんでした。
    それまで反原発を訴えてきた方々に対して申し訳ない気持ちと、ずっと戦ってきてくださった事に深い感謝を抱きます。
    私も同じく事故直後に東京からしばらく避難しました。
    それ以降の世界は、それまでの平和ボケな日々とは全く違うものになりました。
    少しでも被害が広がり増え続けるのを抑えられるように、世間の流れが変わるように、気がついた人から出来る事を実行するばかりですね。

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  2. こんにちは。
    そうなんです。エントリでは酔っ払って文句ばっかり書いてしまいましたが、私は同時に「何を始めるにも遅すぎることはない」と考えています。だから有名な人たちが声を上げてくれることは嬉しい。期待まじりですが、ちょっとずつ日本が変わっているような雰囲気も感じています。

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