2011年8月14日日曜日

放射能がれきを絶対に福島県外に運ぶ、と細野原発相

「汚染がれき、福島県外の処分を」細野氏
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210813024.html

細野原発担当大臣は、福島第一原発周辺の放射性物質に汚染されたがれきについて、福島県外での処分を検討すべきだという認識を示しました。

細野原発担当大臣:「(福島を汚染がれきの)最終処分場には絶対にしない。そこは、必ず国として責任を持って処理をしていく。このことは守っていきたいと思います」

細野大臣はこのように述べたうえで、放射性物質に汚染されたがれき処理については、当面、市町村ごとに「仮置き」をせざるを得ないとして、自治体側に理解を求める考えを示しました。そして、「仮置き」の方法など具体的な方針をできる限り早く決定し、各自治体に対するバックアップを積極的に行う考えを強調しました。

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えーっと、この人は、放射性物質に汚染されたがれきを、どこに運ぶおつもりなんでしょうか。福島原発から出た放射能を、なぜ他県に運ぶ必要があるのでしょうか。しかも「絶対に」とか。

福島原発から出た放射性物質は、原発敷地内に戻すのが当然だと思うのですが、これは何か間違えてるんでしょうか?

そんなに言うなら、このがれきを、ロシアとか中国とかアメリカとかに輸送してみたらどうかな。各国は激怒するはずです。他県なら汚染を拡大しても良いのか? いやはや、まったく理解できない。

6 件のコメント:

  1. 二人の幼児の母親です。
    こちらのサイトをとても興味深く拝見し、
    またとても勉強になり感謝いたします。

    瓦礫の県外移送は「何故?」と前から
    疑問を持っており嫌悪していましたが、
    細野原発担当大臣がこのように動かれているんですね。

    福島と福島の人達を助けるという考えで
    おられるように見受けられますが、
    もっと広い視野で日本全体を見ていただきたいと思います。

    日本の人々の健康と命を少しでも多く守るために
    そして小さい子供達とこれから生まれるであろう
    日本を受け継ぐ子供達のために。

    放射能被爆をしない、空気と土壌、食物を
    守っていただきたい。でないと子供達が健康に育つ
    場所と食物が日本になくなります。

    汚染地域から少しでも多くの人を非難してもらい
    (子供・妊婦は必須)、ばらまかれた放射能物質を
    福島原発で回収し、または強制非難地域に移し、
    除染のシュミレーションを立てて、国民に説明して
    全力をあげて除染をし、除染がすむまで
    内部被爆をしないよう国民の健康を守ることに
    徹していただきたいと痛切に思います。

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  2. こんにちは。

    まったくおっしゃる通りです。
    でも国の動きを見ていると、「福島の人達を助けるという考え」というよりも「日本全体で被曝しよう」といった意図の方が強いような気もしてきますね。ほんと狂ってます。

    こういう政治家の発言はちゃんと記憶しておかないといけないですね。

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  3. こんばんわ!

    そうですね。日本全国にばらまいて濃度を薄め、
    被害を低く見えるようにして、賠償を減らそうとしているのでしょうか。東電に関しては、政府との癒着がひどいようです。自分達の保身しか考えていないとしたら浅はかですね。

    http://savechild.net/archives/7276.html
    今日みた動画ですが、きびなごのセシウム検出は
    空気で汚染されたと言っています。
    恐ろしい事態です。

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  4. マゼンタさん。こんばんわ!

    青山繁晴さんについては、私は以前よりニュースアンカーや青山繁晴.TVなどをチェックしていました。でも、今回の原発災害に関しては、他の保守系の人たちと同様、放射能の危険性を軽視した発言があって、すごく残念に思いました。

    その動画は4月22日に放送されたものですが、災害初期の段階では、コウナゴ以外の魚に放射性物質があまり出ておらず、だから海面近くにいるコウナゴが大気で汚染されたということです。この動画では、政府の隠蔽に絡めた話なのでまあ良いのですが、4/13日のニュースアンカーで同じ話をしていたときは、「コウナゴは大気による汚染、だから他の魚は大丈夫」というような話をしています。動画→http://vimeo.com/22380163

    実際に、今では、海面の魚だけでなく、大小さまざまな大多数の魚からセシウムが検出されています。天文学的な放射能を海に流したのですから、出ないはずがないのです。青山氏は、時間が経つにつれ、生態濃縮されることも知らなかったのか。

    青山氏は、原子力安全委員会の専門委員を務めている人です。その専門家が、災害直後に「汚染されていない」地域の話ばかりしていました。特に力を入れて「避難しなくてよい地域まで避難している」と言っていました。そんなのは、安全が確認されてから戻ればいいことで、まずは危険可能性のある場所から人を移すのが先決なのに。これは危機管理の基本です。

    国土・産業を重視するあまりなのか、放射能の危険を軽視しているような青山氏の発言に幻滅したのを覚えています。

    ただ、青山氏の調査や行動は独自性があり、評価できるものであると思います。特に国防や外交についての意見は聞く価値があると思っていました。だからこそ、この人には放射能の危険性を説いて欲しかったのです。

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  5. 岸田ケロッグさんへ

    いろいろ本当に良くご存知ですね。
    詳しく説明してくださりありがとうございました。
    コウナゴでしたね(恥笑)

    そうですね。既に今は北海道の鮭にもセシウムが出ていますよね。国産の魚介類が買えなくなってしまいました。大きな魚にでるのは秋ごろだと思っていたのに、早い展開ですね。確かに高濃度の汚染水だだ漏れですものね。無念です。

    青山さんのことは、よく存じていませんでしたが、
    原子力安全委員会の専門委員を務めている人なんですね。じゃぁ 向こう側サイドにいる方なのかもしれまないなぁと。私はもう政府の原子力関係の人の言うことが信じられなくなってしまいました。

    仰る通り、
    災害直後に着眼するところも間違っていますね。
    汚染されていない地域がわかるなら、避難地域外で汚染されている地域もわかったはずと推測されます。

    こうなると Trust no one.の世界ですね。

    申し遅れましたが、ブログに引用させていただき
    URLをリンクさせて頂きました。
    http://yaplog.jp/happy-parent/archive/273
    http://yaplog.jp/happy-parent/archive/270

    これからもブログの更新を期待し、
    ちょこちょこ拝見しに来たいと思います!
    宜しくお願いします。<(_ _)>

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  6. マゼンタさんこんにちは!

    そうなんです。魚や水産物はダシの原料になりますから、和食が失われてしまう可能性もあります。まさに「無念」です。

    青山繁晴さんは共同通信の記者を経て、シンクタンクの独立総合研究所を立ち上げ、日本を憂いて、なかなか外に出ない情報もいろいろ発信してくれていました。だから完全に体制側の人間というわけでは無いと思います。

    ブログで紹介いただきありがとうございます。
    リンクはどうぞご自由に。
    ちょっと拝見しましたが、美味しそうなお弁当がたくさんで良いですね!

    今後も細々とやっていきます。
    よろしくお願いします!

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