2012年7月8日日曜日

英国紙が国会事故調に苦言

福島第1原発 「国民性が事故拡大」 英各紙、国会事故調報告に苦言

【ロンドン=内藤泰朗】東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員会が5日に最終報告書を提出したことについて、英各紙は日本文化に根ざした習慣や規則、権威に従順な日本人の国民性が事故を拡大させたとする点を強調し、「日本的な大惨事」に苦言を呈する報道が目立った。

ガーディアン紙は「フクシマの惨事の中心にあった日本文化の特徴」と題した記事で報告書の前文を引用し、島国の慣習や権威に責任を問わない姿勢が事故原因の一端にあるとする報告書の内容を伝えた。6日にも「文化の名の下に隠れるフクシマ・リポート」と題した記事で、「重大な報告書と文化を混同することは混乱したメッセージを世界に与える」と批判した。

一方、「非常に日本的な大惨事」との見出しで報じたタイムズ紙(6日付)も「過ちは日本が国全体で起こしたものではなく、個人が責任を負い、彼らの不作為が罰せられるべきものだ。集団で責任を負う文化では問題を乗り越えることはできない」とコメントした。(ここまで)

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確かに「日本文化に根ざした習慣や規則、権威に従順な日本人の国民性が事故を拡大させた」ことも事実でしょう。ですが、これだけの大事故が起きて、誰も責任を取らないままとなると、日本は法治国家でも民主国家でもなくなります。

日本の国民性って、恥の文化だったんじゃなかったっけ? あまりうまく言えませんが、権威の責任を追及しないということは、下々の庶民も結局は保身したいから、なんです。

今の日本には恥知らずしかいないのでしょうか。下の赤字部分が、今回の原発事故の問題点を簡潔に言い表しています。

産経新聞はこの記事で、菅首相ひとりに全責任を負わせたいのかも知れません。でも、責任を取るべき人たちは、まあ菅首相も含めて、他にもたくさんいますよね。

日本を国家として成り立たせるなら、国民が彼らを断罪するしかありません。

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