2012年9月23日日曜日

福島の子どもの甲状腺検査について


めっきり更新頻度が落ちた当ブログですが、今でもずっと情報は追いかけているんです。で、ちょっと前に話題になった福島の子どもたちの甲状腺検査について、思うところを。

しょこたんもブログで書いていたくらいですから、大抵の人は知っているかと思いますが、8月末に出たこのニュースです。

福島県内の子供36%にしこり 福島以外でも甲状腺検査へ 
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120827/trd12082711260006-n1.htm

36%というと3人に1人に異常が出た、と。これだけを見ればショッキングに思えますが、それで慌てるのはまだ早いと思っています。これはあくまで検査フォーマットの基準値だからです。

といいつつ、あの山下氏が2000年に長崎県で調べたときは0.8%だったとか、第1回から第3回まで検査が行われており、回数を重ねるうちに、甲状腺異常の数が増加しているといった情報もあります。でもどうにも、素人にはそれを精査することが難しい。なので今のところ、私はまだ何も断定していません。

甲状腺ののう胞や結節自体は珍しいものではなく、年齢を重ねるにしたがって、かなりの人になんらかの異常が見られるようです。ただ、小さな子どもにできることは稀らしいのですが、超音波検査によってかなり小さいものも検出できてしまう、とかなんとかかんとか。

ただ、原発事故の影響として、政府がまず最初に認めるとしたら、それは間違い無く子どもの甲状腺異常です。逆に言えば、それ以外の疾患が認められることは、少なくとも数年間は無いでしょう。これはチェルノブイリの経過・結果から容易に推測できます。

従って、子どもの甲状腺ガン・甲状腺機能障害は我々全員が最も注目しておかなければいけないものです。原発事故によって健康被害が出るのか出ないのかは、この甲状腺検査が複数回行われることで、あきらかになるでしょう。

このエントリのトップに貼った写真は、今回の検査の様子を撮ったもので、親御さんがTwitterでアップしたものです。すごく大切な写真だと思ったので、転載させてもらいました。もし問題があれば、申し訳ありませんが、ご連絡ください。

今後の検査結果がどうであれ、この痛々しい姿を見るだけで、東電と政府がどれだけ大きな犯罪を犯したのかが、分かります。

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