2012年11月20日火曜日

健康被害が現実のものとなるのか。

福島県で2人目の子供の甲状腺ガン(の疑い)が発見されました。
今回の原発事故による健康被害が出始めた、のかもしれません。

原発事故以前の日本では、小児甲状腺ガンは、全国で年間5〜10例ほどとのこと。100万人に一人という確率です。これが短い期間、ひとつの県で2件出たということは、かなり疑わしい。

※ただし、この1/100万人という数字は10歳未満の初期小児期の甲状腺ガンのようです。現在、福島その他で行われているのは18歳未満の子供の検査なので、微妙に確率は異なると思われます。

一人目
甲状腺がん1人確認 福島医大「放射線の影響ない」

二人目
1人が「直ちに2次検査必要」 福島の甲状腺検査でがんの疑い

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これを踏まえて、他県との比較調査がやっと行われるようです。本当は全国の都道府県で行うべきだと思いますが……。

長崎でも子供の甲状腺検査 環境省、福島の結果と比較

(要約)
今月7日より長崎で、福島と同様の検査を実施。青森、山梨両県でも年内に調査を始める方向で調整している。

*  *  *

この調査結果に差異が表れたら、それはそのまま放射能による健康被害と言っていいでしょう。最も注視するべき検査です。

そして! 何度も言っているように、もし福島その他の県で、小児甲状腺ガンが発現したならば、その背後に、子供・大人に関わらず、数倍、数十倍の、他の疾患が出るということです。それら、甲状腺ガン以外の疾患については、おそらく今後数十年、証明されることなく、賠償などもされないと思われます。

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