2014年3月20日木曜日

自分たちだけヨウ素剤を飲みながら「安全だ」と言った医師たち

福島の医師団が、自分たちだけ甲状腺がんの防止剤(ヨウ素剤)を服用し、福島の子供たちには「被曝しても安全」と言っていたことがわかり、大きな衝撃を与えている。

医師と言うのは、一般人や子供の健康を守ることが役目だから、自分が危険と思って薬を服用して、その薬が胃の中にあるのに、口では「安全だ」というのはまったく医師ではない。


先回の記事で求めたように、福島医師団で、ヨウ素剤を服用した人、医師が服用したのに黙っていた医師は即刻、医師免許を返納しなければならない。

武田邦彦(中部大学)

経緯はこちらにあります。

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被災地の人たちは、こんな話を聞いても腹が立たないのでしょうか?

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このまえ、NHKで「福島をずっと見ているテレビ」というのをやっていたので初めて見ました。

どうも、広告関係のクリエイターが中心になって作られているみたいですが、放射能をばらまいた責任の所在など、まったく問うこともなく、ただただお涙ちょうだいのおはなしばかりを並べ立てるばかり。政府だか電通だかが、カネをばらまいて作っているような内容です。

こんなくだらない番組に洗脳されていて、いいのですか?

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あと、ちょっと古いみたいですが、週刊モーニングに掲載された「いちえふ」という漫画も、無料分だけ読みました。ここで読めます。

現状が詳しく説明されているので、資料的な価値はありますが、その内容は「放射能は危険ではない」「福島第一原発で働く作業員はやりがいを持ってやっている」というメッセージに感じられました。

東電を「電力さん」と呼び、待遇に対する不満は漏らさず「やりがい」を感じさせるような描写。そして、厳重な防護服の説明が続くにもかかわらず、放射能にはまったく危険性がないかのような描写。目の前で作業員が心筋梗塞で亡くなったのに「もちろん被曝との関連はない。だったら俺たちは皆死んでいる」というセリフ。なぜそんな決めつけができるのか。

まあ、好意的に見ると「そう思わないとやってられない」という現場の声なのかも知れません。大きな出版社の有名誌が大々的に取り上げているところを見ると、やはりプロパガンダの意味合いが大きいように思えます。

青年漫画誌を読む層に向けたプロパガンダ。それは「作業員の確保」にあるのではないでしょうか。

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