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2012年4月16日月曜日

どうしてセシウムを食べてはいけないのか。

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先日、紹介したチダイさん。

いつもお馬鹿な下ネタを前フリに、食材のセシウム検査を行ってくれている人ですが、放射性セシウムを摂取することの危険性を非常に分かりやすく解説してくれています。

このブログを見ている人にとっては、すでに知っていることも多いと思いますが、最近ちょっと気が緩んできた、という人にもお勧めです。

それにしても、こんな風に分かりやすく書けるのは才能ですね。

チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~
どうしてセシウムを食べてはいけないのか。
http://ameblo.jp/c-dai/entry-11222808303.html

というか、チダイさんLB2045という測定器を使っているとあったので、こんなに高価な機械を買って凄いなあ、と思っていたら、放射能測定器レンタルスペースのベクミルを利用されているみたいです。いやはや、立派。

2012年4月13日金曜日

放射能を積極的に摂取する人たちの意識(と、2万ベクレル超のヤーコン茶)

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先日、小学校の給食の冷凍ミカンから9ベクレル検出されたというニュースがあり、それについてのニュース速報+のスレッドを見ていると「9ベクレル程度で何を騒いでいるのか」「放射脳wwwプププ」という意見がすごく多かった。板が変わると、放射能に対する意見もかなり変わる。

いまさらカリウムだの60年代の核実験だのの話はしたくないのでしませんが、とにかく、放射能を積極的に摂取しようとする人たちがたくさんいることに脱力しました。

まあ、9ベクレルという数字は基準値を大幅に下回っているから大丈夫、ということなんでしょう。でも、9ベクレル/kgの冷凍ミカンを子供が摂取しても絶対に大丈夫、とは、私にはとても言えません。

当たり前のことですが、冷凍ミカンだけが汚染されているわけではないんですよ? 日本の現在の基準は、以前より下げられたとはいえ、震災以前の基準を大きく上回る100ベクレル/kgです。たとえ少量であっても、そこかしこにセシウム入りの食品が出回っているわけです。そして付け加えるなら、ストロンチウムやプルトニウムは測ってすらいない。

これは私の予想ですが、恒常的に放射性セシウムを摂り続けても問題無しと言い切れる人たちは、自分たちが多少なりとも、汚染された食品を摂っているという“無意識の自覚”があるのではないでしょうか。

だから、基準値以内なら「絶対に大丈夫」と思い込まなければ、自分が不安になってしまう。「ちょっとぐらいセシウム入ってても大丈夫」という反応は、「見たくないことは見ない」という精神を安定させるための防御作用ではないか、と考えています。

で、このニュースを見て下さい。

*   *   *

宮城のヤーコン茶基準値超 170倍、業者が自主回収

(引用)
宮城県は12日、県南部の蔵王町で収穫、製品化されたヤーコン茶から業者の自主検査で一般食品の放射性セシウム新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の170倍を超す1万7200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。100グラム入りの1100セットが市場に流通しており、製造業者が自主回収を始めた。

検査は3月26日に粉末の状態で実施。国の指針では、茶などの食品は飲む状態で検査しなければならないため、県は自主回収された製品を再検査する予定。

県によると、蔵王町の食品会社GOLDrandの製品。昨年3月から9月にかけて製造された。(引用ここまで)

*   *   *

この1万7200ベクレルという数字を見て、上記の内部被曝OK派の人たちはどう受け止めるんでしょうか。考えてみるに、彼らには、こうしたニュースは目に入らない。目に映っても脳にまで届かないのではないでしょうか。見たくないものは徹底して見ない。それが一般人らしい、のです。

それにしても、このヤーコン茶の汚染は自主検査で判明したんですよ。県も国も、企業が自主検査するまでそれを発見できなかったということです。その上で、行政指導するわけでもなく、企業が自主回収しているんです。1100セットがすでに市場に流通した後で!

これでも彼らは「1万7200ベクレル程度で何を騒いでいるのか」と言うのかしら。そして、これでも、宮城県のガレキは、絶対に汚染されていないと思えるのでしょうか。

*   *   *

追記2012/04/15 20:18

その後、県の検査で、2万290ベクレルと発表されました。
回収されたのはわずか40セットとのこと。

ヤーコン茶は2万ベクレル=宮城県
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012041400317

(引用)
宮城県蔵王町の業者が製造したヤーコン茶から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、県は14日、セシウム濃度は国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)の200倍超の2万290ベクレルだったと発表した。

業者の自主検査では1万7200ベクレルだった。県によると、出荷済みの1100セットのうち、同日までに約40セットが回収された。(2012/04/14-20:20)

2012年3月26日月曜日

自家製食材に注意されたし

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「チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~」で、柏の夏みかんから110ベクレル/kgのセシウムが検出されました。

千葉県柏市産の夏みかんのセシウム。
http://ameblo.jp/c-dai/entry-11192509968.html

このブログでは、1日1品目の食品のベクレル検査を行ってくれています。その記録を見てみると、ほとんどの食品がNDです。まだ始まって間もないので検査数は少ないですが、加工食品なども思っていたよりも安全だという印象です。ただし、キノコや牛乳を使用した加工食品からは微量、出ているようです。

今回の夏みかんは管理人さんの自宅の庭になっていたものということで、やはり、家庭菜園や近所の人からのお裾分け、山でとれたキノコやタケノコ、イノシシの肉など、流通に乗っていない食材は危険度が高まるようです。

私は関西以西のものでなければ、こうした自家製食材を食べることはありません。

2012年2月3日金曜日

花粉のセシウム量、最大25万ベクレル/kg!

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書くことが無い、と書くと、途端に書くことが出てくるのは何故なんでしょうね。



先日もセシウム花粉の危険性についてちょっと触れましたが、これ冗談じゃなくて、ちょっと恐いですよ。

林野庁がスギの花粉に含まれる放射性セシウムの濃度を調査しました。

こちらに数値がまとめられています。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/pdf/111227-01.pdf

最大値は浪江町の25万ベクレル/kg! だいたい線量の高い地域と比例して、花粉のセシウム量も多くなっています。

ところで都内に飛んでくる花粉は、どこから来るのでしょうか。ネットで調べると、伊豆、丹沢、奥多摩、秩父、房総などの杉林から飛んでくるとのことです。

奥多摩や房総は関東でも降下量が多かった土地です。だいたいにおいて隆起した山の森林は、放射性プルームが多く降りかかる傾向にあります。

花粉は食べ物と違って、呼吸によって肺に入ります。肺に入った後の放射性物質の挙動は、かなり不明確なもので、根拠も無く大丈夫、なんてことは到底言えません。むしろ食物よりも排出されにくい、という意見もあります。

もう国を挙げた実験ですよこれは。「放射能の肺吸収における人体への影響」とかで、どこかの誰かが論文でも書くんでしょう。

実験体は我々です。自分の体を検体にしたくなければ、できるだけ防ぐ努力をしましょう。

2011年10月26日水曜日

内部被曝測定、現在のベクレル数だけ見てもしょうがないんじゃないの?

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小中学生の体内から少量のセシウム 福島・南相馬で検出
http://www.asahi.com/national/update/1024/TKY201110240656.html

福島県南相馬市の市立総合病院は、9月下旬から検査した市内の小中学生の半数から少量の放射性セシウム137が検出されたことを明らかにした。事故直後に呼吸で取り込んだものか、事故後に飲食物を通じて取り続けたものか不明のため、病院の責任者は「定期的に調べて健康管理につなげたい」と話している。

小中学生527人を最新の内部被曝(ひばく)測定装置で調べたところ、199人から体重1キロあたり10ベクレル未満、65人から同10~20ベクレル未満、3人から同20~30ベクレル未満、1人から同30~35ベクレル未満のセシウム137を検出した。

セシウム137が半分になるまでは約30年かかるが、体からは便などとともに排出されるため、大人で100日程度、新陳代謝が高い小学校低学年生で30日程度で半分が出ていく

*   *   *

この子たちが一番多く被曝したのは、3月です。

被曝した当時から、放射性物質が体から排出されて、さらに排出されて、どんどん無くなっていって、で、上の数字ということです。

上の記事には「小学校低学年生で30日程度で半分が出ていく」とあります。ということは、6ヶ月後には、0.5×0.5×0.5×0.5×0.5×0.5=0.015625に減少しているということか?

そうなると、食べ物からの被曝もあるので全部とは言いませんが、大半が事故直後に取り込んだものだとしたら、今、計測された数字は、元の量の2%未満ということになります。2%で計算すると元の量は50倍。

つまり、10Bq/kgの子は、500Bq/kg、35Bq/kgの子は1750Bq/kgのセシウム137を体内に入れていたという計算になる。

しかもこの数字はセシウム137のみの数字です。恐ろしいヨウ素131なんて、もう全部、放射線を出し切っていて体内には残っていません。これは計測する方法が無い。

今回の福島原発由来の放射能核種の割合は、次のように推定されています。セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239の順に、100:100:50:0.5。

つまり、セシウム137と同量のセシウム134、半分のストロンチウム90、そして5%のプルトニウム239を体に取り込んでしまっている恐れがあるということです。

計測で10Bq/kgが出た子で計算すると、

セシウム134    →500Bq/kg
セシウム137    →500Bq/kg
ストロンチウム90 →250Bq/kg
プルトニウム239  →25Bq/kg
ヨウ素131     →不明

この数字について、政府付きの放射線防護の専門家は、どう考えているのか。もしかして今の数字だけ記録して、推測される元数字は「無い」ことにしようとしてるんじゃないのか?

あくまで素人の計算なので、間違っている点があればご指摘ください。

2011年10月7日金曜日

東京都の航空機モニタリング(非汚染地域の表示ナシ)

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やっと、東京都、神奈川県の航空機モニタリングが出ました。

この結果を見ると、やはり15日の放射性プルームのルートは、東京を素通りして、奥多摩にちょっと引っかかりつつ、群馬の方に流れたことが分かります。そして21日には東の方で多く沈着した、と。また、アスファルトの多い都市部は、雨によって流されやすいことも考えられます。

薄茶色の区域は10000bq/m2以下とあります。チェルノブイリでの放射能管理が必要なゾーンは37000〜180000bq/m2なので、大部分はそれ以下です。

この結果を見ると、現状、東京都の大部分は居住可能ではありそうです。地表からの外部被曝よりも、食べ物による被曝の方が影響は大きいと思います。

ただし、この地図はセシウム134とセシウム137のみを計測したものだということです。事故直後に放出されたヨウ素131はすでに半減期を大きく超えているので測定できません。またプルトニウムやストロンチウムがどれだけあるのかも不明なままです。

3月中旬に都内にいた人は、15日の放射能プルーム、そして21日からの雨によって、多少なりとも被曝しています。このときに、どれだけ体内に取り込んでしまったかで、今後の影響も変わってくると思われます。この影響は今後、確率的影響として現れます。

あのとき、政府は、マスク着用とヨウ素剤の配布、無用な外出を避けるようにアナウンスするべきでした。実際は、安全だ、爆発はしない、メルトダウンはしない、と嘘ばかりついていたのです。

それにしても、原発が一旦、爆発してしまうと、これだけ広範囲に放射能で汚染されてしまうのです。別に難しい話を考えなくても、この現実を見れば、原発は動かせないことは一目瞭然だと思うのですが、いまだに原発が必要だと言う人がいることが信じられません。

*   *   *

追記:2011/10/10 0:00

ところで、上の地図で、何か違和感を感じていたのですが、それが分かりました。

旧ソ連が'88年に設定した基準によると、1850Bq/kg以下の地域を「非汚染区域」としていたとのことです。

そう! この地図には、非汚染地域の表示が無い!

日本の非汚染基準は10000bq/m2以下なんですか? もしそうなら、全国のみならず、全世界が薄茶色になってしまう。これはおかしいでしょう?

非汚染基準を設定して、もう一層分付け加えるべきです。
本当はもっと細かく設定して欲しいところですけれど!

2011年9月7日水曜日

国産タバコは危険です。(1年後から?)

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黄色種葉たばこ(乾燥済)の放射性物質検査結果
http://www.jti.co.jp/news/radiological_inspection/pdf/20110906_02.pdf

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(一部引用)
・検査対象地域: 茨城県・栃木県・千葉県・静岡県
※福島県については、原子力発電所事故の影響により本年の耕作を休止しています。
※今回検査の対象とした県は、過去に野菜類等について放射性物質による出荷制限、または出荷自粛が行われた実績のある県です。
・検査点数: 下記市町村別のサンプル(乾燥済)計35点の調査を実施
・検査対象物質: 放射性セシウム134、放射性セシウム137、放射性ヨウ素131
・社内暫定基準値:放射性セシウム:500Bq/kg、放射性ヨウ素:2,000Bq/kg
※葉たばこは、食品でないため食品衛生法上の暫定規制値のような摂取制限の基準はありませんが、社内暫定基準値として、野菜類の基準と同じ数値を使用しております。検査にあたっては、乾燥済葉たばこ1kg当りの放射性物質を測定しており、これは、生葉では10kg当りの数値に相当します。なお、当該基準値を超過した葉たばこは購買・使用しないこととしています。
・検査機関及び検査機器: 当社研究所、ORTEC社製ゲルマニウム半導体検出器

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セシウムが含まれているタバコの葉が出回ります。
食べ物と違い、タバコの煙は肺に行きます。その後の挙動ははっきりしませんが、体に良いということはないでしょう。もし検出できないプルトニウムが含まれていた場合は、極めて危険だと思われます。

タバコを吸う人は、国産でなく海外産の葉を使ったものを吸った方が良さそうです。あと、近くで国産タバコを吸っている人がいたら、あまり近づかない方がいいかも(追記参照)。特に子供は。これは数年後に問題になると思います。

ちなみに、私は今年の4月まで禁煙十ヶ月半でした。でも、つい避難先で吸ってしまい、またスモーカーに逆戻りしてしまいました。銘柄はアメリカンスピリット(海外産のタバコ葉をブレンド)です。

なので、近いうちにもう一度、やめようと思っています。やめるのにいろいろ準備が大変なんだよねー。

追記:2011/09/07 12:37

JTに問い合わせたところ、たばこ葉が製品に使われるまでには1年〜1年半ほどの乾燥・熟成の工程があるとのことです。ただ、部位によってはそれほど乾燥させなくても良いものもある、と。本格的には1年後からが怖いですね。

2011年9月2日金曜日

自然放射性物質と人工放射性物質のちがい

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放射線と放射性物質は違います。
そして自然放射性物質と人口放射性物質も違います。

下の動画は微量放射線の遺伝的影響の研究で知られる市川定夫博士の講義です。
人口放射性物質が危険であることを説いています。
5分ほどの動画です。


こちらに文字起こしがあったので見やすく改行して引用させてもらいました。

(ナレーション)
 原発が放出する放射能を、ことさら自然放射能と比較して見せる。このような比較に意味はあるのだろうか?

(講義)
原発を推進する側はいつもこのように書く。「人工放射線/自然放射線」

カリウム40といったものが、昔から天然にあったので、全生物は、そういった危険なものは蓄えない、という形で適応している。

生物の進化と適応の過程で遭遇してきたものに対しては、それをくぐり抜けてきたものしか生き残っていないという形で、結果として適応しており、自然の放射性物質を濃縮して蓄えるという生物は一つもいない。

ところがヨウ素。天然のヨウ素はすべて非放射性。放射能の無いヨウ素だから生物は安心して何百万倍も濃縮したし、人間は安心して甲状腺に集めて利用しているわけです。安全だったからそれは優れた性質になり得た。

その安全だった元素に放射性の核種をつくったらダメなんです。

濃縮するものを考えてみると、いままでその元素には放射性がなかった、そういう元素に放射性のものを作ったときに濃縮する。

セシウムも、天然のものは非放射性ですから、入ってきても何も怖いことはない、勝手に入れば良い。 ところが、放射性のセシウムを原子炉が作り出すものだから、ジワジワ蓄えられてしまう。

ストロンチウム90もそうです。天然のストロンチウムは非放射性でカルシウムに性質が似ていてカルシウムのあるところ(骨)にストロンチウムは全部いつでも入って来ます。天然のストロンチウムが入ってきてもいっこうに構わない、非放射性ですから。

ところが原子炉の中で、ストロンチウム90、放射性のストロンチウムを作ると、それが骨の中に入ってしまう。 ストロンチウム90の半減期は28年ですから、0歳のときに骨の中に入ってしまえば、その人は28歳になっても骨の中にまだ半分残っていることになる。中から被曝を与える。

ストロンチウムが入ると、白血病や骨髄腫になりやすいというのは、それなんです。骨に入って至近距離から骨髄に放射線を照射しているわけですから。 これまでその元素に放射性がなかったものに放射性のものを作ったときに、濃縮する。それが人工放射能の濃縮。

天然の放射能に濃縮するものはないというのは適応の結果。 我々が進化と適応の過程で一回も遭遇したことがない、原子力が始まってから初めて出来たものに対して、我々はそういった適応を持っていない。

昔は、人工放射能と自然放射能は同じようなものだと考えられていた時が一時期あった。私もそう習っていたしそう思っていた。 なぜなら、ウランの核分裂の結果できる人工放射性核種も出す放射線はα線かβ線かγ線なんです。天然にある放射線もα線かβ線かγ線なんです。出す放射線は同じなんです。

最終的に生物の細胞に傷をつけるのは放射線ですから、放射線が同じなら人工でも自然でも同じじゃないかと昔は考えていた。 ところがそれは間違っている。挙動の違いがあったわけです。濃縮するかしないかという。

それがわかった後なのに、推進派は今度「人工/自然放射性核種」がダメとなってわざと「人工放射線/自然放射線」へ持っていく。放射線の問題にしていく。

人工の放射線でも例えば医療の放射線を出してきたり、天然に宇宙から飛んできている放射線も、放射線は放射線で皆さん傷つけているんですよ、人工にも自然にも差はありませんよ、と。

放射線を取り上げたら差はありません。ここには差はないんです。 だけど放射線が同じか違うかでは無かったんです。放射線を出す能力を持った放射性核種が、我々の中で蓄積するかしないかの違いなんです。

(イラスト)
人工放射能は体内に濃縮・蓄積する
自然放射能は体内に濃縮・蓄積しない

(ナレーション)
ヨウ素131やセシウム137、ストロンチウム90といった人工放射能(人工放射性核種)は、生体内に濃縮・蓄積し、生物がこれまで適応してきた自然放射能とは比較できない影響を人体に及ぼす。

2011年8月25日木曜日

広島原爆168個分のセシウムが放出されたですよ

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福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分


政府が、東京電力福島第一原発の1~3号機事故と、一九四五年の広島への原爆投下で、それぞれ大気中に飛散した放射性物質の核種ごとの試算値をまとめ、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出していたことが分かった。半減期が約三十年と長く、食品や土壌への深刻な汚染を引き起こすセシウム137の放出量を単純比較すると、福島第一原発からの放出量は広島原爆一六八・五個分に相当する。

福島第一原発事故は今年六月の国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に対する日本政府報告書、広島原爆については「原子放射線の影響に関する国連科学委員会二〇〇〇年報告」を基に試算されている。

セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が一万五〇〇〇テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が八九テラベクレル。このほかの主な核種では、福島事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約八日)は、福島が一六万テラベクレル、広島が六万三〇〇〇テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。半減期が約二十八年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が一四〇テラベクレル、広島が五八テラベクレルで、広島原爆約二・四個分となる。

ただ、政府は特別委に対し、福島事故と広島原爆との比較自体には「原子爆弾は爆風、熱線、中性子線を放出し、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの。放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と否定的な考えを示している。

試算値は川内博史衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長が八月九日の同委員会で「広島型原爆の何発分かを政府として正確に出してほしい」と要求していた。(東京新聞)

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児玉龍彦教授は、こちらの動画でウラン換算で原発20個分と発言していましたが、京ベクレルのオーダーにしては、ちょっと少ない気がしてました。難しい計算は分かりませんけど。で、今回政府から出された試算値によると、福島第一原発1~3号機から環境中に放出されたセシウムの量は、広島原爆の168.5個分にのぼるということです。って、4号機は入ってないの?

想像を絶する量です。多くが太平洋に流れたとはいえ、原爆168個分の放射能が外に出た場所で、普通に人々が生活しているのは、おかしいと思いませんか? 私の感性がおかしいのでしょうか?

と、力説したところで、東京の街を眺めると、「放射能の話はもういいよ」という声が聞こえてきそうで、力が抜けます。もしかして、飽きた? 最近は、周りで原発の話とかしてる人もいないし、だいたい放射能とかお洒落じゃないし、iPhone5も発売されるし、ね。

あのですね、こんな試算は政府はすぐにでもできたんですよ。で、なんで5カ月も経って、公表するかと言うと、国民が飽きるのを待ってたんです。もう関心を無くしちゃった人は、そんな国のやり口にまんまとハマってるわけです。だって、3月下旬に原爆168個分が放出って報道されてたら、どうなってた? 別に今と変わらないって? あ、そうですか。

と、とにかく、そんな簡単に飽きないで欲しいな。

2011年8月22日月曜日

カリウムでセシウム対策

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チェルノブイリ事故の4日後、ポーランドでは子供たちにヨウ素剤(ヨード剤、ヨウ化カリウム)を配り、服用させました。そのおかげで、ポーランドでは子供の甲状腺ガンが増加しませんでした。

知ってる人も多いかと思いますが、おさらいします。放射性ヨウ素が人体に入ると、天然のヨウ素と同じように甲状腺に集まります。だからあらかじめ、安定ヨウ素を体内に入れておくことで、放射性ヨウ素をブロックできるのです。昆布を取ると良いと言われているのは、昆布に安定ヨウ素が多く含まれているからです。

これを応用すると、放射性セシウムの対策もできそうです。体内で放射性セシウムと同じ挙動を取るのはカリウムです。セシウム/カリウムは、主に筋肉に溜まると言われています。筋肉は全身にあるので、排出されるのに時間がかかるとのことです。そして心臓も筋肉で出来ています。

カリウムを多く含む食品を体に取り込むことで、セシウムの吸収を抑え、排出を促せるのではないか、と。カリウムの多いバナナを摂ると良いというのは以前からよく言われていました。

カリウムが多く含まれる食品は以下のサイトに載っています。ずっと下まで表があります。

簡単!栄養andカロリー計算

パセリ、納豆、明日葉、にんにくなど、カリウムはいろいろな食品に含まれています。バナナより多く含有する食品もいっぱいあります。意外なところではポテトチップスやインスタントコーヒーもかなり多い。他にも魚介類や穀類などさまざまです。

ただ、ひとつ注意したいのは、カリウムを多く含む食品は、セシウムも取り込みやすいと推測される点です。つまり、汚染されたものを選んでしまうと、より多くのセシウムを摂取してしまう危険性があるということです。

もうひとつ注意。カリウムは体に必須のミネラルですが、過度な摂取は病気に繋がる恐れもあるようです。腎臓の疾患がある場合にもカリウムの摂取は気をつける必要があるとのこと。高カリウム血症。逆に、カリウムの欠乏も病気に繋がります。低カリウム血症

同様に考えると、ストロンチウムにはカルシウムが良さそうです。骨に溜まって排出されにくく、凶悪なα線核種であるストロンチウムはカルシウムと同様の挙動を取ります。こちらも過剰摂取には注意ですが、ある程度は摂っておくにこしたことはないかと思います。

お医者さんなども言っているので、いくらかの効果はあると思いますが、体のことなので、カリウム、カルシウムなどの摂取は自己責任でお願いします。


 

2011年8月21日日曜日

ND(検出限界)、検査方法に注意

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ついこないだ、宮崎の早場米を購入したばかりなので、下の記事を見てちょっとびっくりしました。このエントリの最後まで読んでくださいね。

高知や宮崎でもお米からセシウム検出!でも千葉は一切未検出!
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/47455839.html

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放射性物質をセシウム137に換算した検査で、四国の高知産は9ベクレル、九州の宮崎は16ベクレルが検出されたとのこと。にも関わらず、千葉や茨城では大多数が未検出となっている。これはND(検出限界)の値が違うためである、と。千葉・茨城は検出限界がセシウム134とセシウム137を合わせて40ベクレルに設定されているとのことです。 

検出する機種にもよるのですが、今の技術では、0.1ベクレル/kg以下の精度の高い検出が可能です。実際、水道水などはかなり限界値を低く設定してします。にも関わらず、検出限界をこんなに高く設定するのは、バカ高い暫定基準値を考慮していることと、「風評被害」を恐れてのことなんでしょう。どこまでいっても、消費者の希望なんか二の次、三の次なんですね。

 NDだからといっても、安心できない世の中です。

※上のブログの注記として「宮崎のお米検査結果において『放射性物質はすべてセシウム137とする』という但し書きがあるので、もしかしたら、「カリウム40」などもセシウム137としてカウントしてるのかも」とありました。カリウム40は天然の同位体で、体への影響はほとんど無く、お米1kgあたり30ベクレルほど含まれているようです。

四国・九州の汚染レベルから考えると、土壌からセシウムが入り込んだというのは考えにくい。となると、汚染肥料を使ったのかと推測されますが、今年の早場米で汚染肥料を大量に使用したというのも、可能性としては低いような気がする。となるとやっぱり天然のカリウム40なのかな、と思います。

これから2週間ほど忙しくなるのですが、時間があるときにでも検査機関に問い合わせてみようと思います。もしどなたかヒマがあれば上の報告書にある「日本精米工業会」に「検査のセシウム137換算には、カリウム40も含まれているのですか?」と問い合わせて、その回答を教えていただけると助かります。

 

2011年8月15日月曜日

セシウム入り食品は食べたくない! 食べない!

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小麦と夏ソバは基準値下回る 県が放射性物質検査
http://www.minyu-net.com/news/topic/0814/topic2.html

政府と県は13日、県内9市町村の小麦14点(3~11日採取)と6市町の夏ソバ6点(8~11日採取)の放射性物質を検査した結果、放射性セシウムがいずれも食品衛生法の暫定基準値を下回ったと発表した。放射性ヨウ素は検出されなかった。

セシウムの最大検出値は、小麦は4点採取した南相馬市のうち1点で1キロ当たり270ベクレル、夏ソバは柳津町の136ベクレルだった。(2011年8月14日 福島民友・地震関連ニュース)

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そうか、基準値を下回って良かった良かった。
なんて到底言えないですよ。270ベクレル/キロの小麦を口にしたいと思いますか? まあ加工パンにでも使われるんでしょうけど。私は食べません。加工パン。136ベクレルの夏ソバで涼を味わう? セシウムがピリッと効いてて美味しいって、どんなブラックジョークよ。

2011年8月3日水曜日

福島大が大気中のセシウムを計測(地上24メートルで)

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<福島第1原発>60キロ離れた福島大で大気中にセシウム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110803-00000057-mai-soci

福島大(福島市)は3日、5月18日~7月15日に構内の大気を分析した結果、微量の放射性ヨウ素と同セシウムを検出したと発表した。ヨウ素は6月17日以降は未検出だが、セシウムは毎日検出された。同大学は東京電力福島第1原発から約60キロ離れており、遠隔地でもなお放射性物質が空気中に漂っていることが分かった。

毎分500リットルの大気を吸引する装置を校舎屋上(地上24メートル)に設置、フィルターに吸着した放射性物質を分析した。最大値は5月23日で、セシウムが1リットル当たり10万分の3.29ベクレル、ヨウ素が同10万分の1.84ベクレル検出された。最大値の時に屋外に24時間いた場合、体内に取り込むセシウムは計1.9ベクレル、ヨウ素は計1.06ベクレルになる計算という。

調査を担当した渡辺明副学長(気象学)は「空気中に放射性物質は残っていないと言う専門家もいるが、実際にはまだ検出されている。1日で体内に取り込む放射性物質量としては、食品由来などに比べて極めて低い値だが、窓の開閉やマスクの使用はデータを元に個人で判断してほしい」と話している。【関雄輔】

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24メートルというのは、ビル7階建ての高さに相当します。
人間の身長が24メートルなら良いけど、地上1メートルで測るべきでは?

とにかく、空気中に放射性物質がある、ということは確かなようです。
呼吸による被曝は、経口被曝よりも排出が難しく、肺の細胞にダメージがあるとか。

2011年7月30日土曜日

多数の水産物からセシウムが検出

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各都道府県等における水産物放射性物質調査結果(時系列版)
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/11072_kekka_jp.pdf

水産物の検査結果です。時系列に沿っており、最近になるほど、多数の水産物からセシウムが検出されていることが分かります。体が大きい魚ほど、これから濃縮が進むと考えられます。

海は繋がっていて、魚は自由に泳げます。東北・関東で水揚げされたものばかりでなく、検査は全国に広げるべきでしょう。

暫定規制値(魚介類、海草)
放射性セシウム:500ベクレル/kg
放射性ヨウ素:2000ベクレル/kg

(参考)
海洋汚染、高感度の分析を 日本海洋学会が提言
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011072501001083.html

日本海洋学会は25日、福島第1原発事故後、政府などが実施している海域の放射性物質の調査について、海洋汚染の実態を明らかにするために高感度の分析方法で調べるよう求める提言をまとめた。現在の方法の千分の1の量でも検出できる方法で測定すべきだとしている。

5月以降に発表されている第1原発沖合のデータの大多数は「不検出」とされている。提言では、簡易法で測定しているのが原因と指摘。不検出とされた海水でも、特定の種類の魚介類が長い時間生息すると、生体組織に放射性物質をため込む恐れがあるとしている。



2011年7月27日水曜日

フランス「CRIIRAD」のレポート

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フランス「CRIIRAD」放射能に関する研究と独立情報委員会

福島第一発電所の事故の日本での影響
持続し非常に広範囲に拡散している汚染

http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/en_japonais/CP_O7O711_japon.pdf

(一部引用)

福島市内で、2011年5月末にクリラッドが採集した土壌のヨウ素131による汚染が執拗に残留しており、そのことが、ヨウ素131の最初の降下物を平米あたり数百万ベクレルと試算可能にしているヨウ素131は半減期8日であり、その放射能は、したがって降下してきたときには600倍以上である。このことは、2011年3月15日、とりわけ爆発による汚染の混合放出物が届いたとき、高度の汚染があったことを証明する。

また、セシウム136やテルル129、132、ヨウ素132、133、また大地に蓄積しないキセノン133やクリプトン85などのように、事故以来、既に崩壊した他の放射性物質もあった。

この町の住民は、まず汚染された空気の吸引によって、また放射性物質が付着したことによって汚染した食物の摂取によって、非常に重大な内部被曝にさらされている。日本当局は、実際、3月21-23日(食物の種類によって)になってからでしか、福島県の食糧摂取の制限を指示しなかった。したがって、住民は一週間以上、何の制限も情報もなく、非常に汚染された食品を食べていたことになる。この事実から、住民は数十ミリシーヴェルトの有効な線量やシーヴェルトをこえる甲状腺への線量を受けていたと言える。

参考までに、原発から100キロメートル南のほうれん草がヨウ素131によって受けた最初の汚染は、若いこどもが200グラム食べたら、年間許容量の1ミリシーヴェルトを越えるほどだろう。北西40キロの植物はあまりにも汚染されすぎていて、5グラム食べただけで、年間許容量に達してしまう。

0.47マイクロシーヴェルト:原発から北60キロ地点の宮城県丸森。計算された自然状態のレベル3は0.1マイクロシーヴェルト。セシウム137と134の降下物は9万5千ベクレル/m2以上。

0.33マイクロシーヴェルト/時:原発から南に88キロの茨城県日立市に近い地点。計算された自然状態のレベルは0.06マイクロシーヴェルト。セシウムの降下物は、5万ベクレル/m2以上。ヨウ素131は5月25日時点でのサンプルからはまだ検出される。

0.28マイクロシーヴェルト:原発から南西部に160キロ地点の茨城県石岡。計算された自然状態のレベルは0.06マイクロシーヴェルトで、セシウムの降下物4は4万8千ベクレル/m2以上。

東京都でのレベルは、外部被曝による残留性の放射線への露出は、無視できない露出となりえる。クリラッド調査班は、6月初旬に例えば、東京の和田森公園(福島原発から235キロの地点)では、0.14マイクロシーヴェルトとクリラッド調査班は測定した。この公園の計算された自然状態の線量は0,06マイクロシーヴェルト/時で、セシウム134と137の降下物は1万4千ベクレル/m2以上である。東京のすべての区のデータを確保すべきであろう。

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半減期8日のヨウ素131がいまだに検出される、ということは、それだけ膨大な量がフォールアウトしたということになります。ヨウ素の影響は今ホールボディカウンタで測っても、分かりません。



2011年7月26日火曜日

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