2014年7月28日月曜日

津波、地震だけでなく強力な太陽風も原発リスクとなる

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク

12年の強力な太陽風、地球をニアミス NASA
http://www.afpbb.com/articles/-/3021481

(本文から抜粋)
【7月25日 AFP】

2012年に地球のそばをかすめた強力な太陽風は、地球を直撃していれば「現代文明を18世紀に後退させる」ほどの威力があるものだったと、米航空宇宙局(NASA)が23日、発表した。

太陽風は広範囲の停電を引き起こし、ラジオや全地球測位システム(GPS)から水道まで、電力に依存する大半のものの機能を停止させる恐れがある。

太陽風に関する研究結果を米科学誌「宇宙天気(Space Weather)」に今年発表した物理学者ピート・ライリー(Pete Riley)氏によると、過去50年の太陽風の記録を分析した結果、今後10年以内にキャリントン・イベントと同規模の強力な太陽風が地球を直撃する確率は12%だった。「当初は確率がとても高いことに自分もかなり驚いた。だが統計は正確なようだ。厳しい数字だと言える」とライリー氏は述べた。(c)AFP

*  *  *

この話はNASAの公式発表なので、一定の信憑性があると思います。

原発立地国で広範囲の停電が起こったらどうなるかは、日本人ならすぐに分かることです。広範囲に渡って原発が同時多発的にメルトダウンし、ジルコニウム溶解による水素爆発を起こし、核燃料を広範囲にばらまく、のです。こうなっては手の打ちようもなく、その影響は複数の国にまたがり、地球規模での放射能汚染が危惧されます。18世紀どころか、人類誕生以前にさかのぼる可能性があるということです。

あの津波は1000年に一度などと言ってましたが、今回の太陽風は150年に一度なのだとか。そして今後10年に発生する確率は12%。ヨウ素剤を配ったから安心というわけにはいきません。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...