ペトカウ効果という言葉があります。
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ペトカウ(医師)は牛の脳から抽出した燐脂肪でつくった細胞膜モデルに放射線を照射して、どのくらいの線量で膜を破壊できるかの実験をしていた。エックス線の大装置から15.6シーベルト/分【許容線量は1ミリシーベルト/年】の放射線を58時間、全量35シーベルトを照射してようやく細胞膜を破壊することができた。
ところが実験を繰り返すうち、誤って試験材料を少量の放射性ナトリウム22が混じった水の中に落としてしまった。燐脂肪の膜は0.007シーベルトを12分間被ばくして破壊されてしまった。彼は何度も同じ実験を繰り返してその都度、同じ結果を得た。そして、放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。こうして、「長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間放射するよりたやすく細胞膜を破壊する」ことが、確かな根拠を持って証明されたのである。これが「ペトカウ効果」と呼ばれる学説である。
西尾禎郎(広島学院中学・高等学校元教諭=世界史)
放射能による環境汚染について (暫定版)
http://www.takjapan.com/HoshanoOsenNishioYoshio.htm
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また、同ページ内から
ピッツバーグ大学医学部放射線科のスターングラス教授は、ペトカウ説を基礎として研究をさらに深め、次のような結論に辿りついたという。
1 放射線の線量が非常に低い低線量域では生物への影響はかえって大きくなる。
2 低線量放射線の健康への危険度はICRPが主張する値より大きく、乳児死亡の倍になる線量は四・五ミリシーベルトである。
3 アメリカや中国の核爆発実験の放射性降下物によって乳幼児の死亡率が増加した。
4 放射性下降物に胎児期被ばくした子供に知能低下が生じた。
5 スリーマイル島原発事故によって放出された放射能によって胎児死亡率が増加した。
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これが真実なのかどうかは私には分かりません。
ただし、今のままなら、現政府は低線量被爆による被害を認めることはないでしょう。少なくとも数年間は。
また、もし認められて多少のカネが入ったとしても、損なわれた健康は返ってきません。
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ペトカウ(医師)は牛の脳から抽出した燐脂肪でつくった細胞膜モデルに放射線を照射して、どのくらいの線量で膜を破壊できるかの実験をしていた。エックス線の大装置から15.6シーベルト/分【許容線量は1ミリシーベルト/年】の放射線を58時間、全量35シーベルトを照射してようやく細胞膜を破壊することができた。
ところが実験を繰り返すうち、誤って試験材料を少量の放射性ナトリウム22が混じった水の中に落としてしまった。燐脂肪の膜は0.007シーベルトを12分間被ばくして破壊されてしまった。彼は何度も同じ実験を繰り返してその都度、同じ結果を得た。そして、放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。こうして、「長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間放射するよりたやすく細胞膜を破壊する」ことが、確かな根拠を持って証明されたのである。これが「ペトカウ効果」と呼ばれる学説である。
西尾禎郎(広島学院中学・高等学校元教諭=世界史)
放射能による環境汚染について (暫定版)
http://www.takjapan.com/HoshanoOsenNishioYoshio.htm
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また、同ページ内から
ピッツバーグ大学医学部放射線科のスターングラス教授は、ペトカウ説を基礎として研究をさらに深め、次のような結論に辿りついたという。
1 放射線の線量が非常に低い低線量域では生物への影響はかえって大きくなる。
2 低線量放射線の健康への危険度はICRPが主張する値より大きく、乳児死亡の倍になる線量は四・五ミリシーベルトである。
3 アメリカや中国の核爆発実験の放射性降下物によって乳幼児の死亡率が増加した。
4 放射性下降物に胎児期被ばくした子供に知能低下が生じた。
5 スリーマイル島原発事故によって放出された放射能によって胎児死亡率が増加した。
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これが真実なのかどうかは私には分かりません。
ただし、今のままなら、現政府は低線量被爆による被害を認めることはないでしょう。少なくとも数年間は。
また、もし認められて多少のカネが入ったとしても、損なわれた健康は返ってきません。
1~5までは、科学的に真実ではありません。WHO等の報告書などがその証拠になります。低線量被爆(ブログ主さんの定義と異なると思いますが、個人的に
返信削除このコメントでは100mSv/y以下のことです)による白血病などの疾患は、無いとと言って良いと思います。長崎原爆病院院長で白血病の専門家の朝長万左男氏の著書にも記されています。「45分でわかる! 放射能汚染の基礎知識」 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 12) 朝長 万左男 http://t.co/cjMH4TJ
朝長 万左男 氏は、IPPWN(核戦争防止国際医師会議)の幹部で反核の医師です。
こんにちは。エントリ内でも言いましたが、ペトカウ効果が真実であるかは私には分かりません。ですが、http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/04/1140msv.htmlで紹介したように、40mSv/11カ月、その他で白血病の労災が降りている事実もあります。
返信削除なので「100mSv/y以下で白血病などの疾患は無い」というのは、私にはにわかに信じられません。被曝はできるだけ少なくすることが望ましいという考えにのっとって行動するべきだと思っています。
残念なことですが、現在、福島県を中心に多くの方が被曝しています。これにより低線量被曝についての知見は今後飛躍的に解明されると思われます。近い将来、何が正しかったのか判明するでしょう。
「白血病の労災」に関して
返信削除「放射線の影響が無いと否定しきれない」から 認定されただけです。
統計データの性質上、「100%」白とか黒とかは出ないのです。
科学的な結論ではなく、法律と社会背景に基づいての判決です。
低線量被曝のペーパーは3000以上提出されています。
それに反する結果が出れば、放射線に関して革新的な知見を得たことになります。
ペトカウ氏自身はそんなこと一言も言ってないという話もあるようですね>http://preudhomme.blog108.fc2.com/blog-entry-158.html
返信削除被爆者でもある肥田医師の講演か著書を一つでも目を通してからコメントして下さい。内部被曝による病気の発生について、その因果関係を証明することは、被曝から発病までの時間の長さもあってほとんど困難です。
返信削除肥田先生自身の体験と何千何万の被爆者の治療をしてきた現場からの報告は丸井さんの机上の空論にすぎない反論を許さない峻厳なものです。
チェルノブイリ原発事故による内部被曝の疫学的研究の結果にも謙虚に目を向けてから発言して欲しいものです。