http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000924-yom-sci
東京電力は1日、福島第一原子力発電所の1、2号機原子炉建屋近くにある主排気筒の地面近くで、これまでで最高の1時間当たり1万ミリ・シーベルト以上の放射線を検出したと発表した。
付近での作業予定はないが、東電は半径3メートル以内を立ち入り禁止にした。これまでは1号機原子炉建屋内部で検出した毎時4000ミリ・シーベルトが最高だった。
毎時1万ミリ・シーベルトは、6分間浴びただけでも被曝(ひばく)線量が1000ミリ・シーベルトに達し、吐き気などの急性症状が出る。作業員が7月31日、ガンマ線を検出するカメラを使って周辺を確認中に発見。1日に排気筒表面の放射線量を測定して判明した。測定した作業員の被曝(ひばく)線量は4ミリ・シーベルトだった。
排気筒は1、2号機の原子炉格納容器などとつながっているが、現在は空気は流れていないという。松本純一・原子力立地本部長代理は「3月12日に1号機のベント(排気)を行った時に放出された放射性物質が主排気筒内部に付着している可能性がある」としている。
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10Sv/hという数字に、世の中が騒然となってますね。どうせすぐ忘れるんだろうけど。
勘違いしないで欲しいのは、これ計測が10Sv/hまでというだけで、いったい何Sv/hなのかは分かっていないということです。10Sv/hでも作業員が即死するレベルです。作業員はさっさとボイコット!
それにしても、10Sv/h以上もの物体を「ベントの名残では」という東京電力。ベントって気体じゃないの? 燃料棒そのものをベントしたとでも言うのでしょうか。
というか、ベント弁を手動で開けたまま、閉めれずにそのままにしてるんじゃないのか。炉内と外気が繋がっていて、中の気体がそこから出ているとか。となると、ベントの名残というのはあながちウソじゃないのかな。知らないけど。
というか、なんでこんな殺人企業が、いまだに原発情報を発信してるのでしょうね。
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ちなみに、3月12日のベントは、10km圏の住民が避難したかどうか確認もせずに行われました。もちろん、それより離れた住人は放置で。
政府、避難完了確認せずベント実施していたことが明らかに 時事ドットコム
菅直人首相は10日午後の参院予算委員会で、3月12日に福島第1原発1号機で放射性物質を 含む気体を原子炉から抜くベントを行った際、原発から10キロ圏の住民の避難が完了したかどうかを確認せずに政府として実施に踏み切ったことを明らかにした。自民党の丸川珠代氏が避難完了を確認していたかをただしたのに答えた。
首相は「原子炉格納容器が壊れれば、ベントとは比較にならない大量の放射能を放出する危険性がある。避難指示から時間はあり、避難はかなりできていたはずだ」と述べ、より大きな被害を避けるための見切り発車だったと認めた。経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長も「避難完了の時間は確認できていない」と述べた。
メルトダウンして高温の燃料棒から昇華した放射生物質が配管で冷却されて残ったと仮定するなら10sv以上なんて余裕で出ると思いますよ。
返信削除通常運転中の原子炉なんて余裕で100svオーバーがでるんですから。
もうあの施設は10年冷却したああとコンクリで埋めるしかないでしょうね、プールの燃料棒取り出した後に。
なるほど。
返信削除どこかの記事で、10Sv/hというのは、セシウム2g分だとありました。
1円玉2枚分の量で、この高線量とは。
ホント恐ろしいものを作ってくれたもんです。