2011年9月20日火曜日

本州の地下水脈が汚染される危険性

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
福島第1、地下水5百トン流入か 壁ひび割れ、建屋に
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011092001000323.html

東京電力は20日、福島第1原発の原子炉建屋やタービン建屋の地下に、1日当たり200~500トンの地下水が、立て坑や壁のひび割れなどから流入しているとみられると発表した。

これまでの汚染水の処理実績に比べ、建屋内の水位の低下ペースが鈍いのが判断の根拠。東電は「1日に千トン近い処理能力があるため、現時点で困難な状況になることはない」と説明するが、今後の収束作業に影響を与える可能性もある。

経済産業省原子力安全・保安院は「地下水の流入量を評価して、汚染水処理の全体計画を再整理する必要がある」と指摘した。

─────────────────────────

これ、福1の建屋に地下水が流入ということは、地下水とメルトダウン燃料が混じり合っちゃってるってことになりませんか!?

地下水脈というのは、非常に複雑かつ広範囲に渡っています。それらは全国的に繋がっており、一旦、汚染された水が入り込むと、どこまで汚染が広がってしまうか分かりません。「収束作業に影響を与える」とか、そんな悠長な問題では無いのです。

地下水汚染の危険は、災害直後から言われていました。小出助教も早くから、建て杭による地下の遮断を唱えていました。そんなことも東電と政府は無視してきたのです。

だいたい! サーモセンサーなり高感度カメラなりを使えば、今、メルトアウトした燃料がどの位置にあるのかなんて、すぐに分かるはずです。これが発表されていないことがまずおかしい! 位置が分かれば、水脈との関係や冷却水の流れなども簡単に解析できるでしょう?

どこまで日本に放射能をばらまけば気が済むのか。原発担当相の細野氏は、今回の災害の深刻さを、何も分かっていないのではないか。別に細野氏だけではないですが、担当大臣として、しかるべき責任を負わなくてはいけません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...