除染作業の男性死亡
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2011/12/2011121201001972.html
福島県伊達市の下小国地区で除染作業の男性(60)が急病で死亡と政府の原子力災害現地対策本部。
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なぜか、素人でも簡単に除染できる、みたいな風潮があります。高圧洗浄機でコンクリートを流してみたり、ドブの中をさらったり、土の表面を削ったり。しかもマスクもタイベックも着けずに。
まるで町内会の大掃除のように、皆さん作業してますが、放射能というのは、落ち葉とか油とかウンコとかと違って、劇的な毒性を持った超危険なしろものなんですよ? 忘れてるよね絶対。まあ上の記事で死亡した方が、放射能の影響かどうかは分かりません。どうせ「プライベートな病気」と発表されるのでしょう。
本当に怖いのは、晩発性障害です。数年後になって出てくる病気が怖いんです。
放射性物質というのは、自然分解したり、消滅したりしません。水で流せば、場所を移すだけですし、下手すると余計に汚染を広げる恐れもあります。素人の手に負えるものじゃないのです。水で流すだけで放射能がきれいさっぱり無くなるんだったら、別に放射能怖くないじゃないですか!?
前にも書きましたが、「除染しなくてはいけない土地」には、人は住んではいけないのです。だって、そこは除染しなくてはいけないほど汚染されているのだから。
移住してから、専門のチームなりが入って大規模な除染を行うのなら、まだ分かりますが、素人の住人が放射能を吸い込み、低線量被曝し続けながら意味があるのか無いのか分からない除染を行う、なんてのは、愚の骨頂だと思います。
参考
米紙、除染への悲観論紹介 「最大の浪費事業になるかも」
除染は無理でしょ常識的に考えて
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