http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111221-00001226-yom-bus_all
(引用)
大阪市の橋下徹市長は21日、東京都の石原慎太郎知事、猪瀬直樹副知事と都庁で会談し、来年6月の関西電力と東京電力の株主総会で、発電部門と送電部門を切り離す「発送電分離」をそろって提案することで合意した。
各地域の電力会社が独占している供給体制を抜本的に見直し、新規参入を促す狙いがある。また、橋下市長が来年2月の市議会に提案予定の「教育基本条例案」については、石原知事も東京都議会での提案を検討する意向を示した。
橋下市長によると、発送電分離の株主提案は猪瀬副知事と意見が一致し、石原知事も了承したという。大阪市は関電の筆頭株主で、東京都は東電への出資比率で第3位。それぞれ単独では過半数に届かないが、連携強化で他の株主の賛同を得たいとしている。教育への政治関与を掲げる教育基本条例案に、石原知事も趣旨に賛同、「都議会でも提案してみたい」との意向を示したと説明。橋下市長は報道陣に「東京と大阪から教育を動かしたい」と述べた。
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暫定基準値と同じく、このブログの大きなテーマであった発送電分離の話も出てきました。確かに、今勢いに乗っている橋下氏ぐらいしかできないかも。
東京都と大阪府というのは非常に強力なタッグで、ある意味、国よりも力を持っていると思います。これと電力利権との対決となれば、なかなか良い勝負のような気がする。あとは国民の後押しがあれば、勝てると思います。
今の電力利権の問題は、発電部門と送電部門を1社が独占していることに集約されます。自由市場経済の基本である競争が無いため、膨大なリスクとコストを内包する原子力発電を推し進めることができたのです。原発を作れば作るほど、電気料金としてカネが集まる仕組みができています。
発送電分離が実現されて、エネルギーの自由化が行われれば、
●電気料金は1/2〜1/3にまで下がります。
●太陽光発電や潮力、地熱、風力など自然エネルギーの技術が進歩します。
●電気を買う会社を選べるようになります。
これが本来あるべきカタチなのです。
大阪のガレキ受け入れについては、多方面で紛糾してるようですが、橋下氏には、反原発と同じように放射能問題も軽んじずに考えて欲しいですね。
おまけ。
発送電分離、心より願っています。
返信削除しかし、利権がらみの大きな力で、ねじ伏せられるのが見えています。
万が一、発送電分離になれば、絶対に東電から電気を買いません。
高かろうと他から買います。そうして本当の民意による自然淘汰を望みます。
こんにちは。
返信削除コメントありがとうございます!
本当にそうですよね。
いまでも、ガスコンパインド発電を行っているPPS(特定規模電気事業者)は、ぼったくりの送電使用料を払いながら、東電より安く電気を作っています。
発送電分離されたら、真っ先に東電と、その他全国にのさばってる電力企業が淘汰されるでしょう。そうなるように、国民が動かないといけません。