毎週、金曜日毎にどんどんと人が増えている大飯原発再稼働反対の首相官邸前デモ。実は、今日、私も行こうかと思ったのですが、仕事の都合で行けませんでした。
たった今、ユーストリームの中継を見ているのですが、すごい人の数と熱気です。まだはじまって40分たらずで、すでに4万人を超えているようです。最終的に何万人になるのか分かりません。
私みたいに行けなかった or 行かなかった人は、全国に何倍、何十倍もいると思います。
外国と違って温厚な日本人がここまで怒りをもって行動するのは、よっぽどのことです。実際によっぽどのことが起こっている、のですから。
まあ有名人や議員のなかには、日和見的に大勢に寄り添っているような人も出てきているのでしょう。それも良い傾向です。国民の大勢が“思う”だけで、実現できるということ。
それに多くの日本人は、同様に多数派に付く人たちなので、過半数といわず国民の1/4でも原発反対の意志を持てば、原発推進から反転できると思います。
ちなみに、この抗議活動についてNHKは、まだ触れてもいません。
2012年6月29日金曜日
2012年6月26日火曜日
大飯原発は安心安全?
「大飯原発は安全安心。再稼働しても大丈夫!」
by 野田首相と西川福井県知事
防波堤のかさ上げ → やってません
水素除去装置 → ありません
ベントフィルター → ありません
免振重要棟 → ありません
非常用電源車 → 高台に駐車場無し
非常用発電機 → 高台に設置スペース無い
アクセス道路 → 県道241号線一本のみ(しかもトンネル)
外部電源の多重化 → やってません
住民の避難計画 → ありません
* * *
拾いモノですが、とりあえず拡散。
とまあ、いろいろ挙げられていますが、次の表を見てもらうだけで、震源地である日本で原発を動かすことがあり得ないと分かるはずです……。
1000ガルを超えると、建物は地面から浮き上がります。
それに耐えうる配管や配線の設計は、物理的に不可能なの、です。
この原発の危うさを、地震学者の石橋克彦さんは「地雷源でカーニバルするようなもの」と言っています。
ラベル:
大飯原発
2012年6月21日木曜日
一万人規模のデモを伝えないマスコミと、都民を侮辱する都知事と、知るのが面倒臭い国民と。
つい先日、6月15日、大飯原発再稼働反対のデモが行われました。
場所は首相官邸の前。1万1000人が集まったとのことです。
日本の新聞やテレビは、このデモをまったく報道しなかった。
それについて東京新聞がTwitterで謝罪しています。
↓
東京新聞 bot @TokyoShimbunbot
私は恥ずかしい。6月15日金曜日の首相官邸前で行われた
原発再稼動反対デモに一万一千人が集まった。取材もした。
なのに紙面で一行も記事にしなかった。みんなが支持してくれた
真実も語る東京新聞はどこへ行ったのか。日本のマスメディアは
ただの一社も記事にしなかった。ジャーナリズムの崩壊だ。
で、イギリスのBBCは報道したとのこと。
大飯原発の再稼働に反対する6/15首相官邸前のデモ(11,000人規模)をイギリスの公共放送局・BBCが報道
* * *
そして、昨日20日、原発稼働を都民投票で決めようという法案が、都議会で否決されました。
原発都民投票否決 都議会委で自公反対
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012061890142409.html
この法案には32万票もの賛成の署名が集まったのですが、これが否決されたとき、石原都知事は傍聴席に向かってブーイングしました。
↓の書き込みを見て、なるほどと思いました。でもまあ、結局のところは、めんどくさがってるだけだと思いますね。いろいろ知っちゃうと、確かにめんどくさいですから。
445 名前: 名無し転がし(四国地方) Mail: 投稿日: 2012/06/21(木) 16:07:21.53 ID: rOz8yeCTO
>>434
でもやっぱ、大多数の日本国民は未だに 政府やマスコミの“良心”みたいなもんを信じてるよね
「いくらなんでも、本当に破滅的状況ならもっと騒ぐだろう。現時点でそうなってないって事は、原発の危険性を訴えかけることによって何事かを画策しているプロ市民が勝手に騒いでいるだけと判断していい」みたいな
だから首相官邸を取り巻く一万人超のデモが起きても、“マスコミによって大々的に報じられてないから無視して構わない”というスタンス
>>434
でもやっぱ、大多数の日本国民は未だに 政府やマスコミの“良心”みたいなもんを信じてるよね
「いくらなんでも、本当に破滅的状況ならもっと騒ぐだろう。現時点でそうなってないって事は、原発の危険性を訴えかけることによって何事かを画策しているプロ市民が勝手に騒いでいるだけと判断していい」みたいな
だから首相官邸を取り巻く一万人超のデモが起きても、“マスコミによって大々的に報じられてないから無視して構わない”というスタンス
2012年6月17日日曜日
除染は無理だった、と平野復興相
(引用)
平野達男復興相は17日、東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県浪江町の馬場有町長と同県二本松市の仮役場で会い、除染事業について、一定時間を超えて洗浄を続けても効果は限定的との実験結果を示した。
旧緊急時避難準備区域の同県広野町で昨年度に実施した実験では、道路の線量が除染前の毎時0・14マイクロシーベルトから、150秒間の高圧洗浄後には同0・09マイクロシーベルトまで下がった。しかし、さらに500秒まで洗浄を続けても同0・08マイクロシーベルトと微減にとどまった。
平野氏は遠藤雄幸川内村長、遠藤勝也富岡町長にも同じ実験結果を示している。
(ここまで)
* * *
久々の更新ですいません。
さんざん言ってきたことですが、いまさらになって「除染は無理だ」と復興相が認めました。線量を下げられるという誤解を政府が与えていた“かもしれない”、と。かもしれない、と言っとけば、責任とらないでいいのかしら。
汚染地から人を出さずに、無駄な除染の名目でボランティアまで募り、たくさんの人を被曝させた責任を、誰もとらないんですこの国では。
土壌に染み込み、山林に降り注いだ、超微細な放射性元素を、水で流すだけで取り除けると、本気で考えていたのか。除染を無意味な公共事業にして、巨額のカネを国民からまただまし取ろうとしていただけでしょ?
ま、「除染は無理だ」と正直に言ったこの平野復興相は、まだマシだと言うことかもね。
* * *
そしてもう1点この記事にはおかしなことがあります。
この部分。
道路の線量が除染前の毎時0・14マイクロシーベルトから、150秒間の高圧洗浄後には同0・09マイクロシーベルトまで下がった。しかし、さらに500秒まで洗浄を続けても同0・08マイクロシーベルトと微減にとどまった。
単位を土壌中のベクレルではなく、空間線量であるシーベルトを基準にしているのがまず不可解。0.09μSv/hと0.08μSv/hは、誤差の範囲に過ぎないし、汚染地の線量としては非常に低い。この数字が安全かどうかは置いといて。
いまどきの東京でも、屋外で0.1μSv/h以下の場所は少ないですよ? 0.14μSv/hを超える地域も、かなりあります。私は都内のあちこちに行くたびに、シンチメーターで測っているので知っています。
原発爆発から1年半が経ってもなお、まともな計測の仕方も分かっていない政府とマスコミ。そして、そんな意味の無い報告を受けて、なんとなく分かった気になる視聴者たち。バカバカしくて鼻水が出ますね。
ラベル:
除染
2012年6月1日金曜日
枝野・サイコパス・官房長官(当時)「メルトダウン・放射能漏れ分かり切ったことで言わなかった」
枝野官房長官(当時)「メルトダウン・放射能漏れ分かり切ったことで言わなかった」
http://www.j-cast.com/tv/2012/05/28133476.html
(引用)
福島第1原発事故当時に官房長官だった枝野経産相が27日(2012年5月)、事故の検証を進めている国会の国会事故調査委員会に参考人として呼ばれ、聴取に応じた。菅政権のスポークスマンの役割を担っていた枝野だが、この日に問われたのはその情報発信のあり方だった。
●やっと認めたのは3か月後に海外向け
メルトダウンを政府が認めたのは国際原子力機構に報告した昨年6月で、事故から3か月もたっていた。公表の大幅な遅れについて問われると、枝野は「炉心損傷の可能性については、3月13日午前中の記者会見の段階で、『十分可能性があるということで、その想定のもとに対応しております』と申しあげた」と開き直った。
委員から「多くの国民は、6月までそんなに深刻な事故とは感じていなかったのではないか」と突っ込まれると、「もしかすると思い込みを反省しなければならない側面があるのかなと…」とまるで他人事のような答えだ。さらに、「炉心も溶けているし、漏れているのはあまりにも大前提で、改めて申し上げる機会がなかった」と驚きの発言が続く。
(続く)
* * *
「3月13日午前中にボクちゃん、溶けてるかもって言ったもんね」と、枝野氏。
あれだけ「溶けてない、漏れてない、ただちに、安心安全」を繰り返していたのに、どの口がそんなこと言えるのか。まあ「ただちに」も後から「1回2回ならという意味」とか抜かしてましたけどね。
* * *
追記:2012/06/03
で、かたや、何かとお情けにすがりたがる細野原発相は、こんなこと言ってたり。この人たちって、わざと国民を怒らそうとしてるのかしら。
細野氏「溶融認めるべきだった」 米のサンデル教授と対談
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052901002038.html
細野豪志原発事故担当相は29日、熱気あふれる政治哲学講義で知られる米ハーバード大のマイケル・サンデル教授と内閣府の担当相室で対談し、東京電力福島第1原発事故直後の対応に関し「炉心溶融している可能性があることを率直に認めた上で対応していれば、政府発表に対する信頼もかなり変わっていたかもしれない。問題があったと思っている」と述べた。
情報公開の在り方をめぐり細野氏は「国民は総体としては非常に冷静で、さまざまなことについて議論ができる」とした上で「そういう国民に対する情報の出し方、コミュニケーションの取り方は変わっていかなければならない」と強調した。
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