2013年7月29日月曜日

放射能を次世代に押しつける者

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原発の問題は、使用済み核燃料を安全に処理する技術が、半世紀経っても確立されていないことに集約されます。つまり未来の世代の命を前借りして電気を起こしているということ。原発が「こども発電所」と呼ばれる所以です。

上の画像の議員のコメントは、それを端的に表しています。

この議員に対して怒りを覚えるのは当然ですが、もしあなたが日常的に「つい2年ほど前、4基もの原発が爆発し、日本の国土に膨大な放射能がばらまかれたこと」を、すっかり忘れて生活しているのであれば、あなたとこの議員は大して違いはありません。

あれだけの災害があったのに、今、どうなっているのかを知ろうともせず、まったく原発に無関心な人こそ、放射能を次世代に押しつけている加害者そのものなのです。

被災地では、今も15万人以上の人が自宅を追われ、避難生活を送っています。そして小児甲状腺ガンが過去の統計をはるかに超えて発生し始め、また若年層の心筋梗塞も増え始めています。

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