2011年4月23日土曜日

自由市場経済はそんなにヤワじゃない

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自由市場(じゆうしじょう、英: Free Market)は
すべての取引が政府や権力による強制で行われるのではなく、
望むものが自発的に取引を行う市場を意味する。
Wikipediaより

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今の世の中にある「経済を止めてはいけない」という風潮に、違和感を感じる。

自粛はダメだとか、カネを使え、とか。
有名人とか、IT長者とか、そんな人が盛んに言ってる印象がある。
もしかしたら、経団連が言ってるのかもしれない。
とにかくこうした風潮は、権力側からの脅迫のように感じられる。

私は、自由市場経済はそんなにヤワなものではないと思っている。

止めようと思っても、止まらないのが経済だ(原発もそうだが)。

自分の利益となる行動を自由に(法の範囲内で)行うことで、自由経済は成り立つ。
花見をするのも経済活動だし、貯蓄も投資も、そして自粛も経済活動である。

経済学など勉強したことのない私の素人考えを言うと、

自由市場経済の利点は、

人や企業が経済合理的な行動を求め続けることで、
空気が澱まず、より洗練された社会が作り出せる。

ことだと思っている。

考えることをやめないことが大切なのである。

考えることをやめてしまうと、自由よりも命令や強制の方が心地良くなってしまう。
そうなると、ファシズムとの親和性が高まってしまう。

前述した「カネを使え」「自粛するな」という意見は、
自由経済よりも、そうした全体主義・ファシズムに通底しているように感じる。
もちろん発言自体は自由なのだが、それが強制的な雰囲気を持つとなにかイヤな感じがする。

時代に合った画期的な商品やサービスがあれば、人々は飛びついて買う。
なにも強制して金を使わせる必要はない。

自由市場経済を貶めることなかれ。

ひとりひとりが自分にとって何が大事なのかを考えて行動すれば、
日本の経済はちゃんと回るし、ちゃんと復興もできる。
と、私は考えている。

追記:2011/04/29
「カネを使え」「自粛するな」という強制だけではなく、
「自粛しろ」「不謹慎だ」という強制も同じことです。
「コミュニティの全員が足並みを揃えなくては」
というムラ社会的発想が、全体主義を産むのです。

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