2011年4月30日土曜日

食品会社に問い合わせよう!

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危険な野菜や牛乳は、そのまま売られるものもありますが、
ごまかしの効く加工食品に多く使われることが推測されます。
これらは、広く全国に出回るでしょう。
パン、総菜、レトルト食品、菓子類など、あらゆる食品に危険が迫っているのです。


しかも、個人レベルで購入できるガイガーカウンタでは、
食品に含まれる放射性物質の量を測ることは、基本的にできないようです。


こうなったら、消費者ひとりひとりが、食品会社を動かすしかありません。
とにかく自分が口にするメーカーに、電話、メール、FAXで問い合わせましょう。
問い合わせの数が増えれば、企業も動かざるを得ません。


以下にサンプルを作りました。


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★ショートバージョン(400字以下)




はじめまして。○○と申します。いつも御社の商品を愛用している消費者です。


御社の製品の放射線基準についての要望です。現在、日本政府が設定している放射性物質の暫定基準は、WHOなどの世界的基準から見て非常に緩いものです。そこで消費者が安心して購入できるよう、御社の全商品に以下の情報公開を求めます。


(1)食品の原産地(2)加工食品に使用する原料の原産地(3)それぞれの原産地の周知の方法(どこに記載されるのか)(4)御社独自の放射線調査の有無とその基準値 


以上4点の情報を公開して頂けるか、ご返答いただきたいです。ご返答の内容は、私の家族、友人、インターネットを通じて伝えようと思っています。消費者の健康を守るため何卒ご検討ください。ご返答をお待ちしております。


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★ショートバージョン(200字以下)


食品の放射線基準についての要望です。消費者が安心して購入できるよう、全商品に以下の情報公開を求めます。(1)食品の原産地(2)加工食品の原料の原産地(3)各原産地の周知の方法(どこに記載されるのか)(4)御社独自の放射線調査の有無とその基準値 以上4点の情報を公開して頂けるかご返答ください。よろしくお願いいたします。


─────────────────────────


★ロングバージョン


はじめまして。
○○と申します。
いつも御社の商品を愛用している消費者です。


このたび、お伺いしたいことは、御社の製品の放射線基準についてです。


ご存知の通り、福島での原子力災害を受けて、2011年3月17日以降より、日本政府は以下のような暫定基準値を設定しました。


●放射性ヨウ素
 飲料水、牛乳、乳製品……………………300 Bq/kg
 野菜類(根菜、芋類を除く)……………2,000 Bq/kg
●放射性セシウム
 飲料水、牛乳、乳製品……………………200 Bq/kg
 野菜類、穀類、肉、卵、魚、その他……500 Bq/kg


WHOでは、水道水の放射線基準値は1Bq/kg、野菜は10Bq/kgと定められています。これと比べると、現在の日本の暫定基準では、野菜で20倍、飲料水・牛乳では300倍にもなります。また、災害が起こる以前の日本では、すべての食品において370Bq/kgを超えるものは輸入を禁止していました。


WHOの緊急事態用のガイダンスでは、ミルク、子供の食事、水がヨウ素100Bq/kg、セシウムは1000Bq/kgとなっていますが、これはあくまで餓死に直面するなどの、命に直結した状況での基準値です。決して日常的に口にするものの基準ではありません。


ちなみに、ドイツ放射能防護学会は「幼児は4Bq/kg、成人は8Bq/kg以上の野菜は食べてはいけない」と日本にメッセージを発しています。
http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf


こうしたことを踏まえると、現在の暫定基準値がいかに非人道的措置であるかが分かっていただけるかと思います。
現在、風評被害ということが叫ばれていますが、なぜ買い控えが起こるかというと、安全性が確保されていないからです。
元凶はこの暫定基準値にあるのです。


最近では、この非常識な暫定基準を鵜呑みにせず、独自の基準を設定し、自社内で放射線の測定を行っている企業も現れ始めています。


そこで私を含め、消費者が安心して購入できるよう、御社の全商品に、以下の情報の公開・記載を求めます。


(1)食品の原産地
(2)加工食品に使用する原料の原産地
(3)それぞれの原産地の周知の方法(どこに記載されるのか)
(4)御社独自の放射線調査の有無と、その基準値 


この4点の情報公開について、ご返答いただきたいです。


もし、これらの情報公開をしていただけるようであれば、信頼できる企業であること、また安心して製品が購入できることを、多くの方に勧めようと思っています。
ご返答いただけなかったり、今後も情報の公開をしないという方針であれば、残念ですが、御社製品は今後、購入することができません。


いずれにせよ、ご返答の内容は、私の家族、友人、インターネットを通じて広く伝えようと思っております。


これからも安心して御社製品を愛用していきたいと思っております。子供を含む消費者の健康を守るために、何卒、ご検討ください。
それでは、ご返答をお待ちしております。


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2 件のコメント:

  1. ためになる情報、ありがとうございます。
    私もさっそく、食品会社に問い合わせてみます!
    返事が来たら、またご連絡しますね。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます!
    消費者からの問い合わせの数が増えれば、メーカー側も考えると思います。
    ご連絡お待ちしてます!

    返信削除

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