文部科学省は19日、18日朝から24時間で採取した雨やほこりなど降下物の検査で、北陸や西日本を含む計14都県で放射性物質を検出したと発表した。文科省は「福島第1原発から出た放射性物質が、気象の影響を受けて広がった。健康被害はないレベル」としている。
1平方キロ当たりの放射性ヨウ素は、富山2・4メガベクレル(1メガベクレルは100万ベクレル)、福井3・1メガベクレル、三重30メガベクレル、和歌山24・8メガベクレル、島根1・8メガベクレル、岡山15・8メガベクレル、高知4・4メガベクレルなど。最高は埼玉の368メガベクレル。
セシウムが検出されたのは7県で、1平方キロ当たり2・4~160メガベクレルだった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110420/dst11042001130002-n1.htm
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最高は埼玉の368メガベクレルとあるが、
どなたかがシート化してくれた資料によれば、
埼玉よりも東京都の方が、累積が多い。
3月18日からの、全国の放射性物質降下量
http://p.tl/4oGt
この資料によると、
東京都新宿区で、3月18日〜4月17日までの間の累積は、
ヨウ素131が84863.55メガベクレル/km^2、
セシウム137が6854.7メガベクレル/km^2となっている。
メガベクレル/km^2という単位で出しているということは、
実測値ではなく、任意のポイントから概算した数値だと思われる。
すなわち恣意的に濃縮希釈が可能だということだ。
本当はもっと降下物が多いかもしれないし、
風や地形によって、各地にホットスポットが出来ているのは確実である。
最も多く降下したのは3月15日あたりなので、実際の累積量ははるかに多い。
さらに、ストロンチウムとプルトニウムは今に至っても計測されていない。
これらの核種は重さや大きさが異なるため、風による飛び方も違うのである。
ただ、これらの数値に関しては、素人は正しく評価できない。
良心的な専門家による分析が待たれる。
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