2011年7月24日日曜日

線量計を身に着けなかった原発作業員は誇り、と海江田大臣

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「線量計つけず作業、日本人の誇り」 海江田氏が称賛
http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201107230699.html

海江田万里経済産業相は23日のテレビ東京の番組で、東京電力福島第一原子力発電所事故後の作業に関連し、「現場の人たちは線量計をつけて入ると(線量が)上がって法律では働けなくなるから、線量計を置いて入った人がたくさんいる」と明らかにした。「頑張ってくれた現場の人は尊いし、日本人が誇っていい」と称賛する美談として述べた。

番組終了後、記者団に対し、線量計なしで作業した日時は確かでないとしたうえで、「勇気のある人たちという話として聞いた。今はそんなことやっていない。決して勧められることではない」と語った。

労働安全衛生法では、原発で働く作業員らの健康管理に関連し、緊急作業時に作業員は被曝(ひばく)線量の測定装置を身につけて線量を計るよう義務づけられている。作業員らが被曝線量の測定装置をつけずに作業をしていたのなら、法違反にあたる。厚生労働省は、多くの作業員に線量計を持たせずに作業をさせたとして5月30日付で東電に対し、労働安全衛生法違反だとして是正勧告している。

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法律違反を一国の大臣が誇りだと称賛する。要は、国のために作業員は死ね、と言っているようなものです。お国のために命を捧げる、特攻隊を作った旧日本軍と同じメンタリティですね。

むしろ現場では、線量計を外すのが当たり前の空気になっていて、勇気ではなく、同調圧力が強くて付けられなかったのではないのか。

現場で作業している人たちは、本当に、よく頑張っていると思います。でも、安全が守られていないのなら、現場をボイコットすべきだと思います。そして我々は、彼らが現場放棄しても、文句は言えない。

さらに付け加えるなら、作業をボイコットしても、今と状況はそんなに変わらないんじゃないのか、と。

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