2011年7月10日日曜日

農家、畜産家、漁師への補償と別の仕事場、職の斡旋を!

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牛のセシウム、えさ・水原因か 体表検査は全頭クリア
http://www.asahi.com/national/update/0710/TKY201107090635.html

福島県南相馬市の畜産農家が出荷した牛11頭から国の基準を超える放射性セシウムが検出された問題で、出荷前に県が行った体表の放射線量検査(スクリーニング)を全頭がクリアしていたことが分かった。農林水産省と県は、えさや水に含まれていた放射性物質による内部被曝(ひばく)の可能性が高いとみて、飼育状況の調査を始めた。

11頭を出荷した農場は、福島第一原発の事故に伴う緊急時避難準備区域にある。同区域からの肉牛出荷の際には、全頭スクリーニングが義務づけられている。県によると、この11頭も6月26日に検査を受けたが、いずれも数値はゼロだった。

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上の記事の写真のキャプションにこうあります。

9日に出荷停止の連絡を受けた同市内の畜産家・荒川周市さん(62)。「原発のせいで家族バラバラになって、田んぼもダメ。ベコもダメと言われたら、どうすればいいんだ。これ以上、いじめないでほしい」

これ以上、汚染食物を出回らせないためには、こうした農業や畜産、漁業を営む人々にしかるべき補償をすることが必要です。我々は彼らへの補償を政府に求めなくてはいけません。

さらに、土壌汚染はそんなに早く元には戻らないのですから、他県の余っている土地で新たに農業、畜産を始めてもらうことも必要でしょう。全国には、未利用農地や耕作放棄地がたくさんあります。これを利用するべきです。漁師さんには、別の漁場に移ってもらうか、別の職業を斡旋する。

もちろん、流通や卸など、周辺の人たちにも補償や職業斡旋がされなくてはいけません。莫大な予算が必要ですが、こうなってしまったものは仕方ないのです。別の働ける環境を早く作れば、それだけ補償も短くできます。

「がんばろう福島」とかはりきって、殺人基準値の野菜を買っていたら、いつまでたっても彼らに補償が行きません。応援してるつもりが、むしろ被災者の救済の障害になっているのです。

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