と思わず、オネエ口調のタイトルになりましたが、汚染牛肉の報道がされるにつけ、食品に対する危機感を持つ人が増えてきた感じがします。
でも、勘違いしないで欲しいのは、牛肉だけが危ないのではない、ということです。
おそらく、牛肉はBSE問題のときにトレーサビリティが徹底されたこともあり、産地がすぐに特定されてしまうために、問題発覚が早かったのではないか、と思っています。
その他の食品は産地のごまかしが効くので、あまり問題視されていないのではないか。
牛肉もそうですが、野菜や豚肉、タマゴ、海産物などすべての食品は全数検査を行っていません。もちろん全数検査は物理的にも難しいのでしょうが、現状では、大量の食材からほんのちょっとだけ抜き出して、検査しているのが実態です。一切検査せず、というトンデモな自治体も多いと聞きます。
これを鑑みるに、基準値を越えた食品が出回っていることは、まず間違いありません。というか、この基準値自体がすでにおかしいのですけれど。
特に、産地を明記せずに済む外食と加工食品に多く出回っていることは容易に想像できます。
こんな体制が続いている今、自分の身を守るためにできることは、汚染された可能性のある食材を食べないことしかありません。
食べないことで、被災地の生産者や外食産業に対して罪悪感を感じる人もいるかもしれませんが、そんな浅はかな感情で汚染された食品を消費し続けたら、このおかしな体制がいつまでも続いてしまいます。
生産者、消費者、どちらもが安心して食品を購入できるようにするためには、汚染の可能性のある食品が出回らないようにする、もしくはすべての食品にベクレル表示を義務付けることが必要です。可能性としては後者の方が良いのかもしれません。年齢によって影響が違うからです。
この体制にもっていくためには、消費者が買わないことで、市場への意思表示をするのが一番早いと思います。
検査が徹底されたら、次は暫定基準値の撤廃に向けてがんばりましょう。
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