2011年7月27日水曜日

フランス「CRIIRAD」のレポート

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フランス「CRIIRAD」放射能に関する研究と独立情報委員会

福島第一発電所の事故の日本での影響
持続し非常に広範囲に拡散している汚染

http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/en_japonais/CP_O7O711_japon.pdf

(一部引用)

福島市内で、2011年5月末にクリラッドが採集した土壌のヨウ素131による汚染が執拗に残留しており、そのことが、ヨウ素131の最初の降下物を平米あたり数百万ベクレルと試算可能にしているヨウ素131は半減期8日であり、その放射能は、したがって降下してきたときには600倍以上である。このことは、2011年3月15日、とりわけ爆発による汚染の混合放出物が届いたとき、高度の汚染があったことを証明する。

また、セシウム136やテルル129、132、ヨウ素132、133、また大地に蓄積しないキセノン133やクリプトン85などのように、事故以来、既に崩壊した他の放射性物質もあった。

この町の住民は、まず汚染された空気の吸引によって、また放射性物質が付着したことによって汚染した食物の摂取によって、非常に重大な内部被曝にさらされている。日本当局は、実際、3月21-23日(食物の種類によって)になってからでしか、福島県の食糧摂取の制限を指示しなかった。したがって、住民は一週間以上、何の制限も情報もなく、非常に汚染された食品を食べていたことになる。この事実から、住民は数十ミリシーヴェルトの有効な線量やシーヴェルトをこえる甲状腺への線量を受けていたと言える。

参考までに、原発から100キロメートル南のほうれん草がヨウ素131によって受けた最初の汚染は、若いこどもが200グラム食べたら、年間許容量の1ミリシーヴェルトを越えるほどだろう。北西40キロの植物はあまりにも汚染されすぎていて、5グラム食べただけで、年間許容量に達してしまう。

0.47マイクロシーヴェルト:原発から北60キロ地点の宮城県丸森。計算された自然状態のレベル3は0.1マイクロシーヴェルト。セシウム137と134の降下物は9万5千ベクレル/m2以上。

0.33マイクロシーヴェルト/時:原発から南に88キロの茨城県日立市に近い地点。計算された自然状態のレベルは0.06マイクロシーヴェルト。セシウムの降下物は、5万ベクレル/m2以上。ヨウ素131は5月25日時点でのサンプルからはまだ検出される。

0.28マイクロシーヴェルト:原発から南西部に160キロ地点の茨城県石岡。計算された自然状態のレベルは0.06マイクロシーヴェルトで、セシウムの降下物4は4万8千ベクレル/m2以上。

東京都でのレベルは、外部被曝による残留性の放射線への露出は、無視できない露出となりえる。クリラッド調査班は、6月初旬に例えば、東京の和田森公園(福島原発から235キロの地点)では、0.14マイクロシーヴェルトとクリラッド調査班は測定した。この公園の計算された自然状態の線量は0,06マイクロシーヴェルト/時で、セシウム134と137の降下物は1万4千ベクレル/m2以上である。東京のすべての区のデータを確保すべきであろう。

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半減期8日のヨウ素131がいまだに検出される、ということは、それだけ膨大な量がフォールアウトしたということになります。ヨウ素の影響は今ホールボディカウンタで測っても、分かりません。



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