その仕組みは見てもらえば分かりますが、注目点としては、施設だけでなく使用済み核燃料まで原価レートに含まれているということです。
原発を作れば作るだけ、核廃棄物を作れば作るだけ、どんどん電力会社にはカネが転がり込みます。この仕組みを、国が誘導して行ってきたわけです。
このカネは電気料金として、国民が支払っているものです。、穴あきのバケツのように、莫大なカネが、政治家、天下り官僚、特殊法人、原発立地の自治体、テレビをはじめとするメディア、御用大学、御用学者、へばらまかれているのです。
─────────────────────────
日本の電力会社は地域で1社独占、そして総括原価方式によって、好きなだけ利潤を生みだすことができます。
今回の原発災害が起こった原因を、資本主義の限界とか、自由市場経済のひずみとか言う人がいますが、それはまったく違います。自由市場とは、競争のある市場のことです。つまり日本の電力政策では、資本主義の真逆のことが行われているということ、なのです。
発送電分離、電力自由化が実現すれば、電気料金は半分以下になり、再生可能エネルギーによる発電が原子力の代替として機能するようになるはずです。
0 件のコメント:
コメントを投稿