2011年5月26日木曜日

完璧な放射能などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

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ホッテントリメーカーというサイトで「放射能」というキーワードを入れたら、村上春樹風の文章に自動生成してくれました。面白かったので紹介します。

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完璧な放射能などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。


「どうせ放射能の話だろう」とためしに僕は言ってみた。
言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。
とにかく、そのようにして放射能をめぐる冒険が始まった。


「僕はね、ち、ち、放射能の勉強してるんだよ」と最初に会ったとき、彼は僕にそう言った。
「放射能が好きなの?」と僕は訊いてみた。
「うん、大学を出たら国土地理院に入ってさ、ち、ち、放射能を作るんだ」


放射能には優れた点が二つある。
まずセックス・シーンの無いこと、それから一人も人が死なないことだ。
放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ。


僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたの放射能」と呼んだ。


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なかには違和感がないものもありました。

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そして今日でもなお、日本人の放射能に対する意識はおそろしく低い。
要するに、歴史的に見て放射能が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
放射能は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが放射能だ。

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中曽根元総理が原発政策を掲げ、アメリカから欠陥設計のGE製マーク1を売りつけられて見捨てられた現状そのものです。

ちなみに村上春樹の『羊をめぐる冒険』に、今の日本を表すようなとても鋭いセリフがあります。

「広告を押さえるというのは出版と放送の殆どを押さえたことになるんだ。広告のないところには出版と放送は存在しない。水のない水族館のようなもんさ。君が目にする情報の九十五パーセントまでは既に金で買われて選りわけられたものなんだ」




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