2011年5月27日金曜日

28μSv/hの通学路

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ニュースJAPANでVTRが途切れたことで、
すわ言論統制かとネット上がざわついていますが、
それが権力からの圧力なのか機械の不調なのかは置いといて、問題はその内容です。

だいたいの数字は知ってましたが、
やはり細やかに計測して、それを映像で見せられるとショックです。

通学路の草むらで28μSv/h。
側溝の中で9.0μSv/h。
地下通路「非常に低いですねー」といいながら0.32μSv/h。いやいや低くないって。
小学校の花壇で3.26μSv/h。

地面に放射性セシウムが降り積もっている状態です。
もしかしたらプルトニウムやウランもあるかも分かりません。

日本の法律で定められた放射線管理区域は1.3mSv/3カ月。つまり年間5.2mSv。
時間あたりにすると、約0.6μSv/hです。

私は少なくとも、生活環境の平均値がこの数字を上回る地域の人は
すぐに避難、あるいは移住すべきだと考えています。
そして、これは安全マージンをまったく取っていない意見です。

安全マージンをとって、1mSv/年間という以前の基準を厳守するためには、
地域で違いますが、だいたい0.2μSv/hになります。

0.6μSv/hの環境に住んでいたら、年間5.2mSvを「外部被曝」します。
でも内部被曝を合わせると、少なく見積もっても累計10mSvは超えるでしょう。
もしかしたらその10倍ぐらいになる可能性もあります。

内部被曝の影響はサンプル数が少ないため、専門家の間でも意見が分かれています。
悲しいことですが、今回の災害で内部被曝に関する知見は飛躍的に高まるでしょう。

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